XPHY は、XPIO バンクで使用する高性能 I/O インターフェイスです。各 XPIO バンクには 9 個の XPHY ニブルがあります。各 XPHY ニブルは、6 個の XPHY NIBBLESLICE および関連する機能で構成されます。XPHY NIBBLESLICE にはシリアライザー、デシリアライザー、I/O 遅延、およびレシーバー FIFO で構成される入力および出力ロジックがあります。XPHY NIBBLESLICE はトランスミッター、レシーバー、または双方向回路として動作できます。XPHY ニブルには次の機能もあります。
- ビルトイン セルフ キャリブレーション (BISC): アライメントを実行し、電圧温度補正回路 (VTC) により遅延ラインを調整
- XPHY NIBBLESLICE のレシーバーおよびトランスミッターで使用するクロックを生成
- XPHY ニブルのすべての機能へのアクセスを可能にするレジスタ インターフェイス ユニット (RIU) へのアクセスを提供
- トライステート制御
- TX から RX へのループバック
- シリアル モード: クロックとデータの位相関係が既知でないレシーバー インターフェイス (ソース同期ではないインターフェイス) をサポート
次の図に、XPIO バンクにおける XPHY ニブルのレイアウトを示します。
図 1. XPIO バンクにおける XPHY ニブル、XP IOL、および IOB の関係
次の図に、XPIO バンク内の 1 個の XPHY ニブルと XP IOL および IOB の関係をさらに詳しく示します。
図 2. 1 個の XPHY ニブルと XP IOL および IOB の関係
次の図に、XPHY NIBBLESLICE を示します。
図 3. XPHY NIBBLESLICE と TX および RX データパス