IOSTANDARD 属性
すべての I/O バッファーに I/O 規格の値を選択する場合、IOSTANDARD 属性を使用します。サポートされる I/O 規格は、XP IOB でサポートされる規格 に記載されています。IOSTANDARD 属性は、XDC ファイルで次のような構文を使用します。set_property IOSTANDARD value [get_ports port_name]
駆動能力の制御
LVCMOS ドライバー (LVCMOS12 および LVCMOS15) ドライバーは出力駆動能力の制御をサポートしており、駆動される負荷に合わせてドライバーの出力能力を調整します。駆動オプションおよび規格の詳細は、XP IOB でサポートされる規格 を参照してください。DRIVE プロパティ 2、4、6、8、または 12 (LVCMOS15 のみ) を割り当てると、XP IOB ドライバーは、それぞれ 2mA、4mA、6mA、8mA、または 12mA の負荷に対してそれぞれ有効なロジックしきい値を満たすことができます。DRIVE 属性は、XDC ファイルで次のような構文を使用します。
set_property DRIVE value [get_ports port_name]スルー制御
ほとんどのドライバーが、スルー レート オプションとして FAST、MEDIUM、および SLOW をサポートしています。これらのオプションを使用して、ドライバーのエッジ レートを個々のアプリケーションに合わせて最適化できます。スルー制御をサポートしている IOSTANDARDS の一覧は、XP IOB でサポートされる規格 を参照してください。
set_property SLEW value [get_ports port_name]VOH 属性
MIPI_DPHY、LVSTL_11、および DIFF_LVSTL_11 は VOH 属性を使用してドライバーのモードを定義できます。VOH は、ドライバーの目標出力 High レベルを定義します。これにより、特定の規格の使用モードを定義できます。LVSTL_11 および DIFF_LVSTL_11 では、VOH 属性を 50 (VCCO の 50%) とする必要があります。MIPI_DPHY では、VOH 属性を 28 (VCCO の 28%) とする必要があります。SSTL15 ドライバーが 1.8V SSTL レシーバーを駆動する必要がある場合、VOH 属性を 80 にすると、SSTL15 ドライバーが 1.8V SSTL レシーバーと互換性があるように調整されます。このオプションは、特定の規格の 1 つの VOH オプションにのみ範囲が限定されます。この属性を設定しない場合は、デフォルトで適切な VOH レベルとなります。set_property VOH value [get_ports port_name]