read_checkpoint -incremental
コマンドを使用すると、次のオプションを使用できます。
-auto_incremental オプション
「自動モード」で説明した自動インクリメンタル フローがイネーブルになります。
-fix_objects オプション
-fix_objects <cell objects>
-fix_objects
オプションは、セルのサブセットを固定するために使用できます。固定されたセルは、インクリメンタル配置配線で変更されません。-fix_objects
オプションは、一致していて再利用されるセルにのみ適用されます。
例
次に、-fix_objects
の使用例を示します。
- すべてのオブジェクトの再利用またはブロック メモリの配置のみの修正:
read_checkpoint -incremental routed.dcp -fix_objects [all_rams]
- すべてのオブジェクトの再利用および DSP のみの修正:
read_checkpoint -incremental routed.dcp -fix_objects [all_dsps]
-force_incr オプション
-force_incr
オプションを使用すると、インクリメンタル基準チェックに関係なく、インクリメンタル インプリメンテーション フローを強制的に実行できます。指定しない場合は、インクリメンタル インプリメンテーション フローは終了し、インクリメンタル以外のフローまたはデフォルトのフローが継続されることがあります。
このオプションを使用すると、インクリメンタル インプリメンテーションの設定値を変更せずに自動インクリメンタル フローのセル一致、ネット一致、および WNS の最小しきい値をアップデートできます。
注記:
-force_incr
は、-incremental オプションとのみ使用できます。