このオプションを選択すると、softmax 関数をハードウェアに実装できます。ハードウェア softmax アクセラレータは DPU IP ラッパーに含まれますが、int8 入力と浮動小数点出力データ データ形式で独自のインターフェイスとランタイムを使用する独立したアクセラレータです。softmax のハードウェア実装は、MPSoC でのソフトウェア実装よりも最大 160 倍高速です。ネットワークやモデルに softmax レイヤーが含まれ、スループットを向上させたい場合には、このオプションを使用できます。
注記: ハードウェア softmax は最大 1023 クラスまで対応できます。クラス数が 1023 を超える場合は、softmax をソフトウェアに実装することを検討してください。詳細は、
『Vitis AI ライブラリ ユーザー ガイド』 (UG1354) を参照してください。
ハードウェア softmax を有効にすると、SFM_M_AXI という AXI マスター インターフェイスと sfm_interrupt
という割り込みポートが DPU IP ラッパーに追加されます。softmax モジュールは、m_axi_dpu_aclk
を SFM_M_AXI のソース クロックとして、また演算用に使用します。
ハードウェア softmax アクセラレーションを有効にした場合に必要となる追加のリソースを次に示します。
IP 名 | 追加の LUT 数 | 追加の FF 数 | 追加の BRAM 数 | 追加の DSP 数 |
---|---|---|---|---|
Softmax | 9580 | 8019 | 4 | 14 |