IP インテグレーターでの AXI VIP 階層パスの確認 - 1.1 日本語

AXI Verification IP v1.1 LogiCORE IP 製品ガイド (PG267)

Document ID
PG267
Release Date
2017-10-04
Version
1.1 日本語

先に説明したように、ユーザー環境では AXI VIP のエージェントを宣言する必要があります。また、ユーザー環境でエージェントを作成する際に仮想インターフェイスとして設定した場合、 AXI VIP インターフェイスをエージェントに渡す必要があります。次に、IP インテグレーターで AXI VIP の階層パスを見つける方法を示します。

1. bd デザイン を右クリックして、 [Generate Output Products] をクリックします ( この図 )。

図 4-10: [Generate Output Products]

X-Ref Target - Figure 4-10

axi-vip-gen-out.png

2. [General Output Products] が表示されたら、 bd デザイン をもう一度右クリックして、 [Create HDL Wrapper] をクリックします。

3. この図 に、ラッパー生成後の完成したインスタンス階層を示します。

図 4-11: 完成したデザイン階層

X-Ref Target - Figure 4-11

axi-vip-des-hierarchy.png

4. 生成したラッパーを、テストベンチで DUT モジュールとして使用します。これら 3 つの AXI VIP の階層パスは、 DUT.design_1.axi_vip_0.inst DUT.design_1.axi_vip_1.inst 、および DUT.design_1.axi_vip_2.inst です。

5. 階層内の VIP インスタンスは、すべての IP の接続と検証チェックが完了してから確認することを推奨します。 [Simulation Settings] をクリックしてシミュレーション ツールをセットアップし、 [Run Simulation] をクリックします。 この図 に、Mentor Graphics 社の Questa Advanced Simulator の結果を示します。階層を確認したら、SystemVerilog テストベンチでこの階層を使用して VIP API を駆動します。

図 4-12: IP インテグレーターのデザイン階層内の VIP インスタンス

X-Ref Target - Figure 4-12

axi-vip-ipi-hierarchy.png

IP インテグレーターで AXI VIP をインスタンシエートし、階層パスを確認したら、次の手順としてテストベンチで AXI VIP を使用します。 サンプル デザイン を参照してください。