先に説明したように、ユーザー環境では AXI VIP のエージェントを宣言する必要があります。また、ユーザー環境でエージェントを作成する際に仮想インターフェイスとして設定した場合、 AXI VIP インターフェイスをエージェントに渡す必要があります。次に、IP インテグレーターで AXI VIP の階層パスを見つける方法を示します。
1. bd デザイン を右クリックして、 [Generate Output Products] をクリックします ( この図 )。
2. [General Output Products] が表示されたら、 bd デザイン をもう一度右クリックして、 [Create HDL Wrapper] をクリックします。
3. この図 に、ラッパー生成後の完成したインスタンス階層を示します。
4. 生成したラッパーを、テストベンチで DUT モジュールとして使用します。これら 3 つの AXI VIP の階層パスは、 DUT.design_1.axi_vip_0.inst 、 DUT.design_1.axi_vip_1.inst 、および DUT.design_1.axi_vip_2.inst です。
5. 階層内の VIP インスタンスは、すべての IP の接続と検証チェックが完了してから確認することを推奨します。 [Simulation Settings] をクリックしてシミュレーション ツールをセットアップし、 [Run Simulation] をクリックします。 この図 に、Mentor Graphics 社の Questa Advanced Simulator の結果を示します。階層を確認したら、SystemVerilog テストベンチでこの階層を使用して VIP API を駆動します。
IP インテグレーターで AXI VIP をインスタンシエートし、階層パスを確認したら、次の手順としてテストベンチで AXI VIP を使用します。 サンプル デザイン を参照してください。