-
System Generator を起動します。
- Windows の場合は、 をクリックします。
- Linux システムの場合は、コマンド プロンプトに「
sysgen
」と入力します。
- 「
cd C:\SysGen-Tutorial\Lab3
」と入力して Lab3 フォルダーに移動します。ディレクトリの内容は、 MATLAB® の [Current Folder] ブラウザーで、またはコマンド ライン プロンプトで「
ls
」と入力して確認できます。 - 次のいずれかを実行して Lab3 デザインを開きます。
-
MATLAB コマンド プロンプトに「
open Lab3.slx
」と入力します。 - [Current Folder] ブラウザーで Lab3.slx をダブルクリックします。
次の図に示す Lab3 デザインが開きます。
-
MATLAB コマンド プロンプトに「
- Simulink プロジェクト ワークシートから、 をクリックするか [Run simulation] ボタンをクリックし、デザインをシミュレーションします。
- System Generator トークンをダブルクリックし、プロパティ エディターを開きます。
- Clocking タブをクリックします。
- 次の図に示すように、[Perform Analysis] に Post
Synthesis、[Analyzer type] に Timing を選択します。
-
System Generator トークンで Generate をクリックします。
[Generate] をクリックすると、次が実行されます。
- System Generator で選択されているコンパイル ターゲットに必要なファイルが生成されます。タイミング解析のため、System Generator により Vivado® Design Suite がバックグラウンドで起動され、デザインのタイミング制約が Vivado Design Suite に渡されます。
- [Perform Analysis] で [Post Synthesis] を選択したか [Post Implementation] を選択したかによって、デザインに対して Vivado Design Suite で合成またはインプリメンテーションまで実行されます。
- Vivado ツールの実行が完了すると、タイミング パスの情報が収集され、Vivado タイミング データベースから指定のファイル フォーマットで保存されます。
- System Generator でタイミング情報が処理され、次の図に示すように、[Timing Analyzer] ウィンドウの表にタイミング パスの情報が表示されます。
- タイミング解析の表には、情報が次のように表示されます。
- パスがスタック値が最低のものから順に表示されます。
- タイミング違反が発生しているパスのスラック値は負であり、赤で表示されます。
- [Timing Analyzer] ウィンドウの表でパスをクリックすると、Simulink モデルにクロスプローブでき、モデル内の対応する System Generator ブロックがハイライトされます。これにより、タイミング違反が発生しているパスを解析してトラブルシュートできます。
- クロスプローブすると、対応するパスが次の図に示すようにハイライトされます。
- タイミング違反が発生しているブロックは赤で表示されます。
- [Timing Analyzer] ウィンドウの表の 2 番目のパスをダブルクリックしてクロスプローブします。対応するパスが緑でハイライトされ、タイミング違反が発生していないことがわかります。
[Timing Analyzer] ウィンドウを閉じた後、モデルの既存のタイミング解析結果を含む表を再び表示するには、System Generator トークンの [Clocking] タブで [Launch] ボタンをクリックします。これは、Simulink モデルでタイミング解析を既に実行している場合にのみ可能です。
注記: [Timing Analyzer] ウィンドウを再度開く場合は、[Analyzer type] に [Timing] が選択されていることを確認してください。表示される表は、[Perform analysis] の設定 ([Post Synthesis] または [Post Implementation]) にかかわらず、System Generator トークンの [Target directory] で指定されているディレクトリに保存されている結果です。