-
System Generator を起動します。
- Windows の場合は、 をクリックします。
- Linux システムの場合は、コマンド プロンプトに「
sysgen
」と入力します。
- 「cd
C:\SysGen_Tutorial\Lab1」と入力して Lab1 フォルダーに移動します。
ディレクトリの内容は、 MATLAB® の [Current Folder] ブラウザーで、またはコマンド ライン プロンプトで「
ls
」と入力して確認できます。 - 次のいずれかを実行して Lab1_1 デザインを開きます。
-
MATLAB のコマンド ウィンドウに「
open Lab1_1.slx
」と入力します。 - [Current Folder] ブラウザーで Lab1_1.slx をダブルクリックします。
Lab1_1 デザインが開きます。このデザインは 2 つのサイン波ソースを加算し、2 つのローパス フィルターを個別に介して出力します。このデザインでは、ローパス フィルターは Simulink FDATool または Lowpass Filter ブロックを使用してインプリメントできることを示します。
-
MATLAB のコマンド ウィンドウに「
-
Simulink プロジェクト ワークシートで、 をクリックするか、Run ボタンをクリックします。
シミュレーションが終了すると、加算後のフィルターを介さない波形に 1 MHz および 9 MHz の要素が示され、2 つのフィルターを介した波形では 9 MHz 信号が減衰されいることが示されます。
次に、同じフィルターを FPGA へのインプリメンテーション用に System Generator ブロックを使用して作成します。
-
Simulink ツールバーの Library Browser ボタンをクリックし、Simulink Library Browser を開きます。
System Generator を使用すると、Simulink ライブラリに FPGA にデザインをインプリメントするためのブロックが含まれます。System Generator で提供されるブロックの詳細は、 『Vivado Design Suite リファレンス ガイド: System Generator を使用したモデル ベースの DSP デザイン』 (UG958) を参照してください。
- [Xilinx Blockset] を展開して DSP を選択し、Digital FIR Filter を選択します。
-
Digital FIR Filter を右クリックし、Add block to model
Lab1_1 を選択します。
Digital FIR Filter ブロックのフィルター係数を定義するには、Digital FIR Filter ブロックをダブルクリックしてブロック属性にアクセスするか、ここで示すように FDATool を使用します。
- [DSP] ライブラリから FDATool を選択して Lab1_1 デザインに追加します。
FPGA デザインでは、次の 3 つを定義する必要があります。
- 入力ポート
- 出力ポート
- FPGA テクノロジ
次の 3 つの手順で、これらの属性を Simulink デザインに追加します。
重要: デザインにこれらのコンポーネントを正しく追加しないと、デザインを FPGA にインプリメントできません。この後の演習でこれらのブロックの設定を詳細に確認しますが、これらはすべての System Generator デザインに存在している必要があります。 - [Basic Elements] の Gateway
In を選択し、デザインに追加します。
- 同じライブラリから Gateway Out ブロックをデザインに追加します。
- 同じライブラリから FPGA テクノロジを定義する System Generator トークンを追加します。
- 既存の Spectrum Analyzer ブロックのいずれかのコピーを作成し、インスタンス名ラベルをクリックして名前を Spectrum Analyzer SysGen に変更します。
- ブロックを次の図に示すように接続します。マウスを使用してポートとネットの間を接続します。
この手順では、System Generator の基本操作、を学び、Simulink デザインを FPGA に合成します。
次に、System Generator ブロックを設定します。