基本的なオプションを使用した set_bus_skew
コマンドの構文は、次のとおりです。
set_bus_skew [-from <args>] [-to <args>] [-through <args>] <value>
-from オプションでは、有効な始点のオブジェクト リストを指定する必要があります。set_bus_skew
の有効な始点は、レジスタ、RAM またはセル自体などの順次エレメントのクロック ピンです。入力ポート (または入出力ポート) は set_bus_skew
ではサポートされません。
-to オプションでは、有効な終点のノード リストを指定する必要があります。set_bus_skew
の有効な終点は、シーケンシャル セルまたはセル自体のデータ ピンです。出力ポート (または入出力ポート) は set_bus_skew
ではサポートされません。
-through
オプションでは、有効なピンまたはネットのリストを指定する必要があります。
注記: バス スキュー制約を指定する場合、
-from
および -to
オプションの両方を指定する必要があります。注記:
AMD では、バス スキュー制約をファンアウトが 1 のパスに設定することを勧めします。また、各バス スキュー制約で少なくとも 2 つの始点と 2 つの終点を指定してください。
バス スキューは、現実的で適度な値にする必要があります。AMD では、ソース クロックとデスティネーション クロックの最小周期の 1/2 より大きい値にすることをお勧めします。バス スキューに推奨される値は、次の例に示すように、CDC トポロジによっても異なります。