Timing Constraints ウィザードでは、デザイン内に含まれる MMCM および PLL セルのフィードバック ループの接続が解析されます。CLKFBIN
および CLKFBOUT
ピンが、I/O バッファーおよび MMCM/PLL プロパティ COMPENSATION=EXTERNAL を使用してデザイン ポートに接続されている場合は、外部遅延制約 (最小と最大) が推奨されます。次の図に、推奨される外部遅延制約の例を示します。
図 1. 推奨される外部遅延制約
次の図に、外部フィードバック パス回路の典型的な MMCM を示します。
図 2. 典型的な MMCM の外部フィードバック パス回路
現在の Vivado Design Suite リリースの Timing Constraints ウィザードでは、フォワード クロックの生成に使用されるフィードバック パスにシーケンシャル セルがあると、外部遅延制約が推奨されない場合があります。この場合、ウィザード終了後に外部遅延制約を手動で作成するか、Timing Constraints ウィンドウを使用して作成する必要があります。ただし、ODDR プリミティブは例外で、フォワード クロックでサポートされています。