次の図に、MicroBlaze Configuration ウィザード ([Re-customize IP] ダイアログ ボックス) を示します。
図 1. MicroBlaze Configuration ウィザード
MicroBlaze Configuration ウィザードには、次の機能があります。
- 定義済みのコンフィギュレーション テンプレートを使用してワンクリックで設定。
- 選択した設定オプションに基づいて MicroBlaze の相対周波数、エリア、およびパフォーマンスを即座に見積もり。
- ページごとに指示に従って設定。
- すべての設定オプションにツール ヒントが表示され、そのオプションの機能を確認可能。
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Advanced ボタンをクリックしてタブ付きインターフェイスに切り替え、すべての設定オプションに直接アクセス可能。詳細は、MicroBlaze Configuration ウィザード: [Advanced] モードを参照してください。 重要: Interrupt & Reset および PVR オプションは、[Advanced] モードでのみアクセス可能です。
MicroBlaze Configuration ウィザードには、Welcome ページで選択されているオプションによって、次のページが表示されます。
- Welcome Page: 最初に表示されるページで、Predefined Configurations and General Settings を示します。詳細は、MicroBlaze Configuration ウィザード: Welcome ページ を参照してください。
- General: 実行単位の選択および最適化を設定します。このページは常に表示されます。詳細は、MicroBlaze Configuration ウィザード: [General] ページ を参照してください。
- Exceptions: Welcome ページで Enable Selections をオンにすると表示されます。詳細は、MicroBlaze Configuration ウィザード: [MMU] ページ を参照してください。
- Cache: Welcome ページで Use Instructions and Data Caches をオンにすると表示されます。詳細は、MicroBlaze Configuration ウィザード: [Cache] ページ を参照してください。
- MMU: Welcome ページで Use Memory Management をオンにすると表示されます。詳細は、MicroBlaze Configuration ウィザード: [MMU] ページ を参照してください。
- Debug: Welcome ページで Enable MicroBlaze Debug Module Interface をオンにすると表示され、ブレークポイントおよびウォッチポイントの数を指定します。詳細は、MicroBlaze Configuration ウィザード: [Debug] ページ を参照してください。
- Buses: ウィザードの最後のページで、バスを設定します。このページは常に表示されます。詳細は、MicroBlaze Configuration ウィザード: [Buses] ページ を参照してください。
ダイアログ ボックスの左側には、現在の設定での周波数、エリア、およびパフォーマンスの相対値、ブロック RAM および DSP の数が表示されます。
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Frequency: 現在の設定で達成可能な見積もり周波数を、このアーキテクチャおよびスピード グレードで達成可能な最大周波数に対する割合 (%) で示します。注記: これは定義済みのベンチマーク セットに基づいた見積もりで、実際の値から最大 30% の誤差が出る可能性があり、システムがこの見積もり周波数を達成できるとは限りません。
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Area: 現在の設定で達成可能な MicroBlaze の見積もりエリアを、このアーキテクチャを使用した場合の最大エリアに対する LUT の割合を % で示します。注記: これは見積もり値で、実際の値から最大 5% の誤差が出る可能性があり、実際にインプリメントされたエリアがこの値になるとは限りません。
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Performance: 現在の設定で達成可能な MicroBlaze の相対パフォーマンスを、このアーキテクチャで達成可能な最大パフォーマンスに対する % で示します。注記: これは、ベンチマークのセットに基づく見積もりで、実際のパフォーマンスはユーザー アプリケーションによって大幅に異なる可能性があります。
- BRAMs: MicroBlaze プロセッサで使用されるブロック RAM の総数。ブロック RAM は命令キャッシュとデータ キャッシュ、および分岐先キャッシュで使用され、メモリ管理ユニット (MMU) により 32 ビット モードの仮想モードまたは保護モードで 1 つのブロック RAM が、64 ビット モードで 2 つのブロック RAM が使用されます。
- DSP48: MicroBlaze プロセッサで使用される DSP48 の総数。これらは、浮動小数点乗算をインプリメントするため、整数乗算器および浮動小数点演算ユニット (FPU) で使用されます。