アクセラレーションが必要な場合、Vitis 開発キットで OpenCL™ またはオープンソースのザイリンクス ランタイム (XRT) ネイティブ API を使用してソフトウェア アプリケーションをビルドし、AMD Alveo™ データセンター アクセラレータ カードなどのアクセラレータ カードでハードウェア カーネルを実行させることができます。Vitis コア コンパイラは、Versal デバイスなどの Linux エンベデッド プロセッサ プラットフォーム上でのソフトウェア アプリケーションの実行もサポートします。
エンベデッド プロセッサ プラットフォームの場合も、Vitis ツール実行モデルは OpenCL™ API と Linux ベースの XRT を使用してハードウェア カーネルをスケジュールし、データ移動を制御します。
Vitis ツールは、Alveo PCIe ベース カード、ZCU102 ベース、ZCU102 ベース + Dynamic Function eXchange (DFX)、ZCU104 ベース、ZC702 ベース、ZC706 ベース エンベデッド プロセッサ プラットフォーム、および VCK190/VMK1800 開発ボードをサポートしています。
これらのすぐに使用可能なプラットフォームに加え、Vitis ツールはカスタム ツールもサポートします。
Vitis 開発プラットフォームはデータセンター プラットフォームとエンベデッド プロセッサ プラットフォームの両方のアプリケーション開発をサポートしており、データセンター アプリケーションをエンベデッド プラットフォームへ移行することもできます。Vitis ツールには、すべてのプラットフォームのハードウェア カーネル用の Vitis コンパイラ、x86 ホスト上で動作するアプリケーションをコンパイルするための GNU C++ コンパイラ (g++)、および AMD デバイスのエンベデッド プロセッサ上で動作するアプリケーションをクロス コンパイルするための Arm® コアコンパイラが含まれます。
v++ -c
)、システム リンク (v++ -l
)、パッケージング (-p
) の 3 つのオプションがあります。詳細は、 『Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発』 (UG1393) を参照してください。