PLM には、動作中にユーザー アプリケーションからマルチブートの値を変更するためのコマンドがあります。QSPI、OSPI、および SD/eMMC RAW ブート デバイスの場合、この値はイメージをブートするために使用するフラッシュ デバイスの 32 KB オフセットを示します。SD/eMMC ファイル システムの場合、この値は BOOT.BIN イメージ名に付加された番号を示します。マルチブートの値を更新後に SRST を実行すると、BootROM は各ブート デバイスで指定したマルチブート オフセットからイメージをブートします。
構造 | |||
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予約 [31:24]=0 | 長さ [23:16]=2 | XilLoader=7 | CMD_UPDATE_MULTIBOOT=8 |
予約 [31:16]=0 | BootMode[15:8] | 予約 [7:4]=0 | [3:0] - フラッシュ タイプ。0: RAW、1: FS、2: RAW BP1、3: RAW BP2 |
イメージ位置 (SD/eMMC ファイル システムの場合はファイル番号、その他の場合はデバイス内の PDI の位置) |
このコマンドを実行すると、マルチブート レジスタ PMC_GLOBAL.PMC_MULTI_BOOT が更新されます。BootMode は、イメージが格納されているブート デバイスに対応するブート モード値です。フラッシュ タイプは、QSPI/OSPI の場合は無視されます (デフォルトで RAW モードしかサポートされないため)。
SD/eMMC ファイル システムのイメージの場所は、BOOT.BIN ファイルの名前に付加されるファイル番号で表されます。最大 8191 ファイル (boot0001.bin ~ boot8190.bin) がサポートされます。それ以外の場合、イメージの位置は各デバイスの PDI のアドレスとなります。これは、32KB の倍数とする必要があります。現在サポートされているブート モードは次のとおりです。
- QSPI
- OSPI
- SD
- eMMC
次に、応答の構造を示します。
構造 |
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ステータス |