EM イベントに対する通知を登録 - 2023.2 日本語

Versal アダプティブ SoC システム ソフトウェア開発者向けガイド (UG1304)

Document ID
UG1304
Release Date
2023-10-18
Version
2023.2 日本語
表 1. コマンド: Register Notifier
構造
予約 [31:25]=0 セキュリティ フラグ [24] 長さ [23:16]=4 PMC_XILPM=2 CMD_PM_REGISTER_NOTIFIER=5
ノード ID (エラー イベント ID)
イベント マスク (エラー マスク)
引数 1
引数 2

EM には、登録済みのエラーが発生した場合に、XilPM でサポートされる Register Notifier API を使用してサブシステムに通知を送る機能があります。このコマンドは、登録されたエラーが発生した場合の通知を登録するために使用します。Versal デバイスでサポートされるエラー イベント ID およびエラー マスクの一覧は、ファイル xil_error_node.h を参照してください。

  • ノード ID: デバイス ID またはエラー イベント ID のいずれか。エラー イベントの登録には、エラー イベント ID を使用します。
  • イベント マスク
    • デバイス ID の場合: イベント タイプ
    • エラー イベント ID の場合: エラー マスク
  • 引数 1
    • デバイス ID の場合: ウェークアップ
  • 引数 2
    • デバイス ID の場合: イネーブル

エラー イベント ID で指定したイベントに対して Register Notifier コマンドを実行すると、対応する PMC/PSM_ERR#N_STATUS ビットがクリアされ、対応する PMC/PSM_IRQ#N_EN に書き込みが実行されて、エラー イベントが有効になります。イベントが発生すると、イベント インデックス (Notify Callback でセットされたビット) が返されます。

たとえば、エラー ノード GT_CR エラー イベントに対して Register Notifier コマンドを実行すると、PMC_ERR1_STATUS.GT_CR がクリアされ、PMC_IRQ1_EN.GT_CR が有効になり、数値 (たとえば 5) が返されます。この場合、Notify Callback はイベント ステータスのビット 5 をセットして、GT_CR エラーが発生したことを示します。