AXI4 ペリフェラルの新規作成 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: カスタム IP の作成とパッケージ (UG1118)

Document ID
UG1118
Release Date
2023-11-06
Version
2023.2 日本語

新しい AXI4 ペリフェラルを作成するには、Create Peripheral, Package IP or Package a Block Design ページで Create a new AXI4 peripheral をオンにして、Next をクリックします。

  1. IP ペリフェラルの詳細を入力します。
    Name
    IP の名前。
    Version
    <major#.minor#.Rev#> 形式に従った IP バージョン。
    Display name
    IP カタログに表示する IP の名前。
    NameDisplay name フィールドの名前を同じにする必要はありませんが、Name に加えた変更が Display Name に自動的に反映されるように、Display name をわかりやすい名前にする必要があります。
    Description
    IP カタログに表示する IP の説明。
    IP location
    IP パッケージャーにより IP リポジトリのディレクトリが自動的に入力されます。
    Overwrite existing
    既存のリポジトリを上書きする場合にオンにします。
  2. Next をクリックします。
  3. 次の図に示すように、機能および必要な AXI タイプに基づいてインターフェイスを IP に追加します。

  4. IP で割り込みを使用できるようにするには、Enable Interrupt Support をオンにします。上の図では、生成された IP でエッジまたはレベル割り込み (カウンターでローカルに生成) がサポートされています。これらの割り込みは、ユーザーまたは IRQ 出力により入力ポートに拡張できます。
    Add
    インターフェイスを追加するには、Add ボタン をクリックします。
    Remove
    インターフェイスを削除するには、インターフェイスを選択して Remove ボタン をクリックします。

    データ幅およびレジスタの数は、選択した AXI4 タイプによって異なります。

  5. Next をクリックして、選択したオプションを確認します。

    ウィザードの最後のページに、IP の詳細が表示されます。

  6. ペリフェラル IP を生成した後の操作を Next Steps オプションから選択します。
    Add IP to the repository
    IP を IP リポジトリに追加します。
    Edit IP
    IP を編集します。
    Verify Peripheral IP using AXI4 VIP
    AXI4 VIP シミュレーション デモ デザインを表示し、AXI4 VIP を使用して IP を検証します。
    Verify peripheral IP using JTAG interface
    JTAG-to-AXI IP を含むシステム用に、ハードウェアで IP モジュールをデバッグできるブロック デザインを作成します。Vivado デバッグ ツールの詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: プログラムおよびデバッグ』 (UG908) を参照してください。

ターゲット デバイスのプログラム後は、ビットストリームを生成して、デバッグ モードで (ツールでデザイン用に生成されたサンプル Tcl スクリプトから) レジスタの書き込みおよび読み出しを検証できます。これには、ハードウェア マネージャーからボード サーバーを接続し、ボードをプログラムして、Tcl スクリプトを読み込みます。詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: Tcl スクリプト機能の使用』 (UG894) を参照してください。

ペリフェラルを作成した後、カスタム ロジックを追加してペリフェラルをカスタム IP にすることができます。

詳細は、 『Vivado Design Suite チュートリアル: カスタム IP の作成とパッケージ』 (UG1119) を参照してください。この手順が終了したら、IP のパッケージに示すように、Package IP ウィンドウのパッケージ手順を確認します。