合成およびインプリメンテーション段階に入ると、消費電力を定期的にモニターし、検証する必要があります。放熱量が要件のバジェット内に収まっていることを確認して、制限に近づいているエリアを早期に発見して対処できるようにする必要があります。消費電力見積もりの正確さは、デザインのどの時点で見積もられたかによって変わります。
消費電力見積もりツールの結果と消費電力解析ツールの結果を比較して、見積もり時の予測値を検証できます。消費電力解析の結果が消費電力見積もりで得られたものよりも大幅に上回る場合、消費電力見積もりツールに戻って熱設計を評価する必要があります。
XDC Constraint (*.xdc) ファイルをインポート
この形式を使用すると、set_operating_condition コマンドを使用して指定した XPE 環境、温度およびバジェットの情報がザイリンクス デザイン制約 (*.xdc) ファイル形式でエクスポートされます。エクスポートされたファイルは、XPE/PDM で設定されているのと同じデザイン制約が反映されるように Vivado プロジェクトに含めることができます。エクスポートされた *.xdc ファイルには次の情報が含まれます。
- デバイス プロセス
- ジャンクション温度
- 周辺温度
- エアフロー
- ヒートシンク
- ボードおよびボードの層数
- 電圧
- デザインの消費電力バジェット
注記: PDM ツールを使用することで、電源レールの統合をエクスポートできます。