void xsi_trace_all(xsiHandle design_handle);
void Xsi::Loader:: trace_all();
HDL デザインの信号すべてに対して波形トレース機能をオンにするため、xsi_open
の後にこの関数を呼び出します。波形トレースをオンにした状態でシミュレーションを実行すると、Vivado シミュレータで、デザインのすべての信号のすべてのイベントを含む波形データベース (WDB) ファイルが生成されます。WDB ファイルのデフォルト名は xsim.wdb
です。別の名前を指定するには、次のコード例に示すように、wdbFileName
を呼び出すときに s_xsi_setup_info
構造体の xsi_open
フィールドを設定します。
コード例
#include "xsi.h"
#include "xsi_loader.h"
...
Xsi::Loader loader("xsim.dir/mySnapshot/xsimk.so","libxv_simulator_kernel.so");
s_xsi_setup_info info;
memset(&info, 0, sizeof(info));
char wdbName[] = "test.wdb"; // make a buffer for holding the string "test.wdb"
info.wdbFileName = wdbName;
loader.open(&info);
loader.trace_all();
シミュレーションが完了したら、Vivado で WDB ファイルを開いて、信号の波形を確認できます。Vivado での WDB ファイルの表示方法は、前に保存したシミュレーション run を開くを参照してください。
重要: HDL デザインをコンパイルするときは、xelab に
-debug all
または -debug
typical
を指定する必要があります。-debug
を指定しないと、波形データは Vivado シミュレータで保存されません。