タスク完了トークンに関連するタスクとは、メモリ マップド インターフェイスを介して、(AIE-ML タイル、AIE-ML メモリ、AIE-ML アレイ インターフェイスなどの) アクターの入力タスク キュー内にプッシュされる作業ユニットです。AIE-ML タイル、AIE-ML メモリ、および AIE-ML アレイ インターフェイスはアクターと呼ばれ、それぞれ入力タスク キューを備えています。タスクは、コントローラーによって管理される AXI4 インターフェイスを介してキューに入ります。アクターはタスクが完了するまでそれを処理し、その後に次のタスクに進みます。キュー内のすべてのタスクが終了すると、アクターはアイドル状態に移行し、新しいタスクの挿入を待機します。
タスクの完了時に、アクターはタイル タスク完了ユニットをトリガーし、タスク完了トークンを制御パケット応答ポート経由でストリーム スイッチに送信します。AIE-ML では、これらのタスク完了トークンは AI エンジン アレイの周囲にある AXIS PLIO インターフェイスでアクセス可能になり、PL を介して使用されます。
この図ではコントローラーは PL 内のソフト ロジックに実装されていますが、有効な設計手法では、アプリケーションのフロント エンドは PS 上で実行し、PL 上では最小限のバックエンド IP のみを実行してトークン ストリームを処理します。タスク完了トークンは 1 ストリーム ワードで構成されます。このトークンは、標準的なストリーム スイッチ ネットワークを介して発行側のコントローラーに返されます。8 ビットのコントローラー ID レジスタが 1 つあり、これによって各アクターの所有権が判断されます。コントローラー ID レジスタの下位 5 ビットがストリーム パケット ID として使用され、上位 3 ビットは PL 内の配線に使用できます。