XSI を使用する C/C++ テストベンチでは、通常次の手順を使用します。
- デザインを開きます。
- 各最上位ポートの ID をフェッチします。
- シミュレーションが終了するまで、次の手順を繰り返します。
- 最上位入力ポートに値を設定します。
- シミュレーションを特定の時間実行します。
- 最上位出力ポートの値をフェッチします。
- デザインを閉じます。
次の表に、各手順で使用する XSI 関数と、等価の Xsi::Loader
メンバー関数をリストします。各 XSI 関数の使用方法は、XSI 関数参照 を参照してください。
機能 | XSI 関数 |
Xsi::Loader メンバー関数 |
---|---|---|
デザインを開く |
xsi_open
|
open
|
ポート ID をフェッチ |
xsi_get_port_number
|
get_port_number
|
入力ポート値を設定 |
xsi_put_value
|
put_value
|
シミュレーションを実行 |
xsi_run
|
run
|
出力ポート値をフェッチ |
xsi_get_value
|
get_value
|
デザインを閉じる |
xsi_close
|
close
|
Vivado シミュレータで XSI を使用する C++ プログラムのサンプルは、次のディレクトリにあります。
<Vivado Installation Root>/examples/xsim/<HDL language>/xsi