次に、制約エディターを使用してマルチサイクル パスを追加します。
- [Excepstions] の下にある Set Multicycle Path をダブルクリックします。
- [Set Multicycle Path] ダイアログ ボックスで [Path Multiplier] を 2 に設定します。
- [Through] 入力ボックスに次の文字列を入力します (またはコピーして貼り付け)。
[get_pins cpuEngine/or1200_cpu/or1200_alu/*]
[Command] フィールドに、この Tcl コマンドが表示されます。
-
OK をクリックします。
次の図に示すように、制約エディターの <unsaved_constraints> セクションに新しくマルチサイクル パスが追加されます。
マルチサイクル パスを追加すると、デフォルトでセットアップ タイミングが指定のサイクル数 (N) にプッシュされますが、ホールド タイミングも N - 1 サイクルにプッシュされます。これは通常意図した操作ではないので、大きなホールド違反の修正に Vivado ツールで時間を取られてしまう可能性があります。このケースでは、セットアップ パスのクロックが必要です。これを達成するには、ホールド エッジにある別のマルチサイクル パスを 1 に定義して、N-1 が 0 になるようにします。この状況の詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: 制約の使用』 (UG903) のこのセクションを参照してください。
- もう一度 [Excepstions] の下にある Set Multicycle Path をダブルクリックします。注記: これまでに入力したフィールドにすべて値が今も入力されていることを確認します。
- [Set Multicycle Path] ダイアログ ボックスで [Path Multiplier] を 1 に設定します。
- Options タブをクリックします。
- [Setup/Hold] の下にある Use path multiplier チェック ボックスをオンにします。
- プルダウン メニューから hold
(minimum delay) を選択します。
-
OK をクリックします。
これでメモリ内でデザインにすべての制約を設定しました。制約をディスクに保存するには、手順 5: 制約の保存 に進んでください。