SelectMAP

Versal アダプティブ SoC PCB デザイン ユーザー ガイド (UG863)

Document ID
UG863
Release Date
2024-04-01
Revision
1.8 日本語

SelectMAP バスの全般的なボード デザイン ガイドライン

  • SMAP_IO[31:0] 信号と SMAP_CLK 信号間のスキューは、±25ps 以内にします。
  • SMAP_CLK をフローティング状態にしたり、VIL と VIH の間に保持したりしないでください。
  • SMAP_CLK はクリティカルな信号です。この信号のシグナル インテグリティが良好であることを確認します。
  • SMAP_CS_b を 4.7kΩ のプルアップ抵抗に接続し、電源投入時およびマイクロプロセッサの初期化時に Versal デバイス SelectMAP が選択解除されるようにします。
  • SMAP_RDWR_b を 4.7kΩ のプルダウン抵抗に接続し、電源投入時およびマイクロプロセッサの初期化時に SelectMAP ターゲットがデフォルトで書き込み方向になるようにします。
  • POR_B を使用して Versal デバイスの設定をリセット/クリアする場合は、オープン ドレイン ドライバーで POR_B を駆動します。
    • たとえば、ほかのデバイスが POR_B を Low に駆動する可能性があるため、コントローラーが POR_B を High に駆動しないようにしてください。
  • VIH/VIL および VOH/VOL レベルが Versal デバイスの要件を満たすことを確認します。

複数の独立したターゲット デバイスがある場合の SelectMAP ボード デザイン ガイドライン

  • コントローラーには、各ターゲット用に個別の SMAP_BUSY ピンが必要です。
  • コントローラーには、各ターゲット用に個別の SMAP_CS_b ピンが必要です。
  • コントローラーには、各ターゲット用に個別の SMAP_RDWR_b 信号が必要です。
  • コントローラーが DONE をモニターする場合、コントローラーは各ターゲットからの個別の DONE ラインを「AND」演算する必要があります。
  • コントローラーが ERROR_OUT をモニターする場合、コントローラーは各ターゲットの ERROR_OUT を個別にモニターするか、各ターゲットからの個別の ERROR_OUT ラインを「OR」演算する必要があります。
  • 高度なユース ケースでの並列書き込み用 Ganged SelectMAP セットアップでは、リードバックはサポートされません。