手順 6: デバッグ プローブの置換 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: インプリメンテーション (UG986)

Document ID
UG986
Release Date
2022-05-24
Version
2022.1 日本語
Vivado ECO フローのもう 1 つの優れた機能は、前に挿入されたデバッグ ハブのデバッグ プローブを置換できることです。デバッグ プローブを置換すると、アップデートされたデバッグ プローブ情報を含む新しい LTX ファイルを生成できます。

以前に変更したデザインのデバッグ プローブを置換するには、次の手順に従います。

  1. メイン メニューから File > Checkpoint > Open をクリックします。

    [Open Checkpoint] ダイアログ ボックスが開きます。



  2. C:/Data/Vivado_Tutorial/project_ECO_lab/ECO ディレクトリに移動し、前に保存した checkpoint_1.dcp ファイルを指定します。
  3. 開いているチェックポイントを閉じます。
  4. メイン メニューから Layout > ECO をクリックします。
  5. Vivado ECO Navigator で [Edit] → [Replace Debug Probes] をクリックします。

    [Replace Debug Probes] ダイアログ ボックスが開きます。

    この例では、u_ila_0probe4 に接続されているネット reset_vio をネット toggle_vio に置き換えます。

  6. [Replace Debug Probes] ダイアログ ボックスで u_ila_0 のプローブの最下部にスクロールし、[Probe] 列のネット名 reset_vio をクリックして選択します。
  7. [Edit Probes] ボタン をクリックします。

    [Choose Nets] ダイアログ ボックスが開きます。

  8. 次の手順に従って、デバッグ プローブ probe4 に接続する新しいネットを選択します。
    1. [Choose Nets] ダイアログ ボックスの検索フィールドに「toggle_vio」と入力します。
    2. Find をクリックします。
    3. toggle_vio ネットを選択し、矢印をクリックして [Selected] ボックスに移動します。
    4. OK をクリックします。


  9. [Replace Debug Probes] ダイアログ ボックスで OK をクリックします。
    注記: オブジェクトの中に DONT_TOUCH とマークされるものがあることを示すメッセージが表示されたら、Unset Property and Continue をクリックします。
  10. 「手順 5: ECO 変更のインプリメンテーション」の手順 5 ~ 14 を実行し、アップデートされたデザイン チェックポイント、ビットストリーム ファイル、およびプローブ ファイル (LTX) を生成します。

    アップデートされたプローブ ファイルでは、probe4reset_vio ネットが toggle_vio ネットに置き換えられています。これは、アップデートされた BIT ファイルおよびデバッグ プローブ ファイルを使用してデバイスをプログラムしたときに確認できます。