手順 3: インプリメンテーション結果の解析 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: インプリメンテーション (UG986)

Document ID
UG986
Release Date
2022-05-24
Version
2022.1 日本語
  1. [Design Runs] ウィンドウですべてのインプリメンテーション run を選択します。

  2. ツールバーの Launch Runs ボタン をクリックします。
  3. [Launch Runs] ダイアログ ボックスで Launch runs on local host をオンにし、[Number of jobs] を 4 に設定します。ジョブ数は、並列実行のインプリメンテーション run の最大数です。キューに入れられた残りのジョブがある使用可能なプロセッサの数によって、最大 4 つのジョブを並行して実行できます。

  4. OK をクリックします。

    2 つの run が同時に起動し、残りの run はキューに入ります。この例では、使用可能なプロセッサが 2 つしかないマシンで Vivado が実行されています。



    アクティブ run (impl_1) が完了したら、[Project Summary] を確認します。[Project Summary] にアクティブ run のステータスと結果が反映されます。アクティブ run (impl_1) が完了すると、[Implementation Completed] ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. Cancel をクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。
    注記: [Project Summary] の下の方に、次の図に示すようにインプリメンテーション使用率結果が棒グラフで表示されます。

    インプリメンテーション run を開くと、report_power および report_timing_summary の結果が [Results] ウィンドウの新しいタブに自動的に開きます。

  6. すべてのインプリメンテーション run が完了したら、Design Runs ウィンドウを選択します。
  7. [Design Runs] ウィンドウで impl_3 run を右クリックし、Make Active をクリックします。

    [Project Summary] に impl_3 のステータスと結果が表示されます。



  8. [Design Runs] ウィンドウで完了した run の結果を比較します。
    • [Elapsed] 列を見ると、Flow_RuntimeOptimized ストラテジを使用した impl_4 が最短時間で終了したことがわかります。
    • [WNS] 列は、すべての run がタイミング要件を満たしていることを示しています。