フロアプランがデザインのタイミングを満たすのに役立つ場合があります。タイミングが満たされるときと満たされないときがある場合や、タイミングが満たされたことがない場合にフロアプランを実行することをお勧めします。フロアプランは、複数の設計者と作業する場合や、一貫性が重要な場合にも有益です。
フロアプランでは、平均配線遅延を削減することにより、セットアップ スラック (TNS、WNS) を向上できます。インプリメンテーションでは、ワースト セットアップ違反およびすべてのホールド違反を解決するように処理されます。フロアプランで向上できるのはセットアップ スラックのみです。
手動フロアプランは、ネットリストが階層がある方が簡単です。合成でネットリスト全体がフラット化されると、デザイン解析に時間がかかります。階層ネットリストが生成されるように、合成オプションを設定します。Vivado 合成で次を使用します。
-
synth_design -flatten_hierarchy rebuilt
または
- Vivado Synthesis Defaults ストラテジ
論理パスが複雑な大型の階層ブロックは、解析が困難です。異なる論理構造が別の下位階層に含まれているデザインの方が解析は簡単です。階層モジュールのすべての出力にレジスタを付けることを考慮してください。複数の階層ブロックを通過するパスの配置を解析するのは困難です。