定数値をソースとして供給します。
ライブラリ
Source
説明
Constant ブロックは、Constant value パラメーターで指定した値の定数出力を生成します。Interpret vector parameters as 1-D パラメーターをオンにし、定数値としてスカラー、行行列、または列行列を指定した場合、出力は 1-D 配列になります。それ以外の場合は、出力は常に 2 次元です。Constant ブロックでは、実数または複素数の定数値がサポートされます。
データ型サポート
デフォルトでは、double 型で、Constant value パラメーターと同じ複雑性の信号が出力されます。Output data type パラメーターを使用すると、固定小数点型および half 型も含め、Model Composer でサポートされるどのデータ型でも出力に指定できます。
パラメーター
- Constant value
-
ブロックの定数値出力を指定します。
MATLAB® でスカラーまたは行列として評価される任意の式を入力できます。
表 1. 設定 選択肢 説明 1.0 定数値
- Interpret vector parameters as 1-D
-
定数値を 1-D 配列として解釈するよう指定します。
表 2. 設定 選択肢 説明 オン 定数値としてスカラー、行行列、または列行列を指定すると、出力は 1-D 配列になります。それ以外を指定すると、出力は 2-D 行列になります。 オフ 出力は 2-D スカラーまたは行列になります。
- Sample time
-
ブロックのサンプル時間を数値として指定します。ブロックのサンプル時間は、シミュレーション中にブロックが出力を生成するタイミングまたは内部ステートをアップデートするタイミングを示します。
このブロックでは、ブロックのサンプル時間を数値で直接指定できます。たとえば、2 秒ごとに出力を生成するには、Sample time パラメーターを 2 に指定して、離散サンプル時間を直接設定します。
Sample time パラメーターの設定は、次のとおりです。
表 3. [Sample time] パラメーター サンプル時間のタイプ サポートされるサンプル時間 説明 サポートの有無 Discrete Ts 離散サンプル Ts で出力を生成します。
離散サンプル時間を指定すると、最初の時間オフセット値は 0 に固定されます。この最初のオフセット値は変更できません。
あり Continuous 0 サンプル ヒットをメジャー時間ステップとマイナー時間ステップに分割することで、出力を連続して生成します。選択した Simulink ODE ソルバーにより、シミュレーション開始時間から指定したメジャーまたはマイナー時間ステップまでのすべての連続ステートが統合されます。 なし Inherited -1 サンプル時間値がその他のソースから継承されます。一連の経験則および Simulink によるモデル内のブロックの内容に基づいて決定されます。
サンプル時間を継承すると、再利用の可能性が向上します。たとえば、すべての入力および出力信号のデータ型および次元を変更した場合でも、別のサンプル時間 (たとえば 0.1 や 0.2 の離散、トリガーなど) でデザインを再利用できることがあります。
あり Constant inf 定数サンプル時間。HLS ブロックに継承されたサンプル時間と同じです。 あり Variable -2 可変サンプル時間。 なし Triggered -1 (継承) ブロックがサブシステム内にある場合に、トリガー、関数呼び出し、イテレーター サブシステムなどの黙示条件でブロックを実行します。 あり サンプル時間のシミュレーションの詳細は、Simulink 資料のサンプル時間のタイプを参照してください。
- Output data type
-
出力信号のデータ型を指定します。
出力のデータ型が整数型の 1 つである場合、定数値は次のように丸められます。
- 設定
-
次のデータ型がサポートされます。
表 4. [Output data type] パラメーター 設定 説明 double、single、および half 浮動小数点型。 int8、uint8、int16、uint16、int32、uint32 符号付きおよび符号なしの整数型。 Logical ブール型。 Fixed point data type - 符号の有無、ワード長、小数部の長さのような設定可能な出力のデータ型属性の付いた固定小数点の演算データ型。
- 定数値パラメーターを読み込む際の丸めおよびオーバーフローを指定する定数値変換属性。
Data type Expression 出力のデータ型を指定する文字列。詳細は、 『Vitis Model Composer ユーザー ガイド』 (UG1483) の「データ型式の使用」を参照してください。