Versal® デバイスのプラットフォーム管理コントローラー (PMC) には、ハードウェア QSPI コントローラーが内蔵されています。ブート デバイスとしてよく使用される QSPI フラッシュを接続した場合、この QSPI コントローラーは PMC MIO ピンに配線されます。QSPI コントローラーには、内部プロセッシング システム (PS) と外部 CPU の両方からアクセスできます。このアプリケーション ノートでは、外部 CPU を使用して QSPI フラッシュをプログラムするリファレンス デザインを紹介します。外部 CPU (これを「ホスト」と呼びます) は、 PCIe® バス、ネットワーク オン チップ (NoC)、PMC の順に経由して Versal デバイスの QSPI コントローラーと通信します。このプロセスには、PS は一切関与しません。メモリ リソースに制約のあるユーザーも使用できるように、このアプリケーションは DDR メモリを不要としています。プログラマブル ロジック (PL) のブロック RAM だけで十分です。
このアプリケーション ノートの リファレンス デザイン ファイル は、ザイリンクスのウェブサイトからダウンロードできます。デザイン ファイルの詳細は、リファレンス デザイン を参照してください。