GUI モードでは、メイン ツールバーにカスタム ボタンを追加できます。これらのボタンは Vivado コマンドまたはユーザー プロシージャにリンクさせることができ、引数ありまたはなしで定義できます。カスタム ボタン専用のアイコンを使用することもできます。ボタンに引数を定義すると、ユーザーがボタンをクリックしたときに簡単なウィジェットが開くようになります。
カスタム ボタンへの変更は Vivado ツール バージョンのユーザー エリア内で自動的にディスクに保存されます。これらの変更は、同じ Vivado ツール バージョンでのその後の実行に反映されます。カスタム ボタンを Vivado Design Suite を起動するたびに定義し直す必要はありません。
カスタム ボタンを定義するには、次の 2 つの方法があります。
- GUI を使用する場合は、 をクリックします。
- Tcl API を使用します。
次の表に、カスタム GUI ボタン関連の Tcl API を示します。
Tcl API | 説明 |
---|---|
create_gui_custom_command
|
カスタム GUI ボタンを作成します。 |
remove_gui_custom_commands
|
カスタム GUI ボタンを削除します。 |
get_gui_custom_commands
|
カスタム GUI ボタンをリストします。 |
create_gui_custom_command_arg
|
既存のカスタム GUI ボタンの引数を作成します。 |
remove_gui_custom_command_arg
|
既存のカスタム GUI ボタンの引数を削除します。 |
get_gui_custom_command_arg
|
既存のカスタム GUI ボタンの引数をリストします。 |
カスタム ボタンは、1 つまたは複数の引数を指定して、または引数なしで定義できます。create_gui_custom_command
を使用してカスタム ボタンを作成した後、create_gui_custom_command_arg
を使用して引数を追加します。
Vivado Design Suite でカスタム ボタンを削除すると、引数もすべて自動的に削除されます。引数を手動で削除する必要はありません。