カスタム GUI ボタン - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: Tcl スクリプト機能の使用 (UG894)

Document ID
UG894
Release Date
2023-11-17
Version
2023.2 日本語

GUI モードでは、メイン ツールバーにカスタム ボタンを追加できます。これらのボタンは Vivado コマンドまたはユーザー プロシージャにリンクさせることができ、引数ありまたはなしで定義できます。カスタム ボタン専用のアイコンを使用することもできます。ボタンに引数を定義すると、ユーザーがボタンをクリックしたときに簡単なウィジェットが開くようになります。

カスタム ボタンへの変更は Vivado ツール バージョンのユーザー エリア内で自動的にディスクに保存されます。これらの変更は、同じ Vivado ツール バージョンでのその後の実行に反映されます。カスタム ボタンを Vivado Design Suite を起動するたびに定義し直す必要はありません。

カスタム ボタンを定義するには、次の 2 つの方法があります。

  • GUI を使用する場合は、Tools > Custom Commands > Customize Commands をクリックします。
  • Tcl API を使用します。

次の表に、カスタム GUI ボタン関連の Tcl API を示します。

表 1. カスタム GUI ボタン関連の Tcl API
Tcl API 説明
create_gui_custom_command カスタム GUI ボタンを作成します。
remove_gui_custom_commands カスタム GUI ボタンを削除します。
get_gui_custom_commands カスタム GUI ボタンをリストします。
create_gui_custom_command_arg 既存のカスタム GUI ボタンの引数を作成します。
remove_gui_custom_command_arg 既存のカスタム GUI ボタンの引数を削除します。
get_gui_custom_command_arg 既存のカスタム GUI ボタンの引数をリストします。

カスタム ボタンは、1 つまたは複数の引数を指定して、または引数なしで定義できます。create_gui_custom_command を使用してカスタム ボタンを作成した後、create_gui_custom_command_arg を使用して引数を追加します。

Vivado Design Suite でカスタム ボタンを削除すると、引数もすべて自動的に削除されます。引数を手動で削除する必要はありません。