この資料では、T2 テレコム アクセラレータ カードのハードウェアおよびソフトウェアのインストール手順と、T2 スケルトン デザインについて説明します。スケルトン デザインは、T2 カード上の 16 nm Zynq® UltraScale+™ RFSoC デバイス用に作成されており、ボードのメイン インターフェイスを検証するための接続およびソフトウェアを提供します。
図 1.
T2 テレコム アクセラレータ カード
ザイリンクス T2 テレコム アクセラレータ カードは、16 nm Zynq UltraScale+ RFSoC デバイスを搭載した PCI Express® (PCIe) Gen4 x16 準拠のカードです。T2 のフォーム ファクターは、1/2 高さ、1/2 長さ (HHHL)、シングル スロットで、x8x8 分岐された PCIe Gen4 x16 インターフェイスを備えており、ホストから Zynq UltraScale+ RFSoC デバイスに x8 リンクを提供します。T2 カードのターゲット アプリケーションには、次が含まれます。
- 4G LTE および 5G NR High-PHY ルックアサイド アクセラレーション (3GPP 分割オプション 7-2x をサポート)
- 5G レイヤー 1 (L1) High-PHY ルックアサイド アクセラレーション
- 4TRX までの L1 ファンクションの 4G LTE および 5G NR インライン アクセラレーション (3GPP 分割オプション 7-2x をサポート)
T2 カードは、標準サーバーを O-RAN 5G 運用に必要なパフォーマンス、低レイテンシ、および電力効率の仮想ベースバンド ユニットに変換します。ターンキー ソリューションにより、オペレーター、システム インテグレーター、OEM がすばやく市場に投入し、エッジでのサービスの運用を簡素化できます。