コマンドおよび説明 - 2023.2 日本語

Bootgen ユーザー ガイド (UG1283)

Document ID
UG1283
Release Date
2023-10-18
Version
2023.2 日本語

次の表に、Bootgen コマンド オプションを示します。各オプションは、一番左の列にあるリンクから詳細な説明を参照できます。その右側の列には簡単な説明を記載しています。アーキテクチャ名は、コマンドを使用する AMD デバイスを示します。

  • zynq: AMD Zynq™ 7000 SoC デバイス
  • zynqmp: AMD Zynq™ UltraScale+™ MPSoC デバイス
  • fpga: 7 シリーズ およびそれ以上のデバイス
  • versal: Versal アダプティブ SoC

詳細は、コマンド リファレンスを参照してください。

表 1. Bootgen コマンドおよび説明
コマンド 説明およびオプション コマンドを使用するデバイス
arch <type> AMD デバイス アーキテクチャ。オプション:
  • zynq (デフォルト)
  • zynqmp
  • fpga
  • versal
  • All
authenticatedjtag <options> セキュア ブート中に JTAG をイネーブルにします。引数は次のとおりです。
  • rsa
  • ecdsa
  • versal
bif_help BIF ヘルプ サマリをプリントアウトします。
  • All
dual_qspi_mode <configuration> Dual QSPI コンフィギュレーションの場合は 2 つの出力ファイルを生成します。
  • parallel
  • stacked <size>
  • zynq
  • zynqmp
  • versal
dual_ospi_mode stacked <size> スタックド コンフィギュレーションの場合は 2 つの出力ファイルを生成します。
  • versal
dump <options> オプションを指定するたびにパーティションまたはブート ヘッダーをダンプします。
  • empty: パーティションをバイナリ ファイルとしてダンプします。
  • bh: ブート ヘッダーをバイナリ ファイルとしてダンプします。
  • plm: PLM をバイナリ ファイルとしてダンプします。
  • pmc_cdo: PMC CDO をバイナリ ファイルとしてダンプします。
  • boot_files: ブート ヘッダー、PLM、および PMC CDO を 3 つのバイナリ ファイルとしてダンプします。
  • slave_pdis: SSI テクノロジのユース ケース用のスレーブ PDI をダンプします。

スレーブ PDI は、デフォルトではダンプされません。このオプションは、スレーブ PDI を個別にデバッグまたは解析する場合に使用します。

  • versal
dump_dir 指定したディレクトリのコンポーネントをダンプします。
  • versal
efuseppkbits <PPK_filename> eFUSE 用の PPK ハッシュを生成します。
  • zynq
  • zynqmp
  • versal
encrypt <options> デバイス内での AES キーの格納場所。オプションは次のとおりです。
  • bbram (デフォルト)
  • efuse
  • zynq
  • fpga
encryption_dump 暗号ログ ファイル aes_log.txt を生成します。
  • zynqmp
  • versal
fill <hex_byte> パディング用に使用するバイトを指定します。
  • zynq
  • zynqmp
  • versal
generate_hashes パディングされたハッシュを含むファイルを生成します。
  • Zynq デバイス: PKCS#1v1.5 パディング スキームを使用した SHA-2
  • Zynq UltraScale+ MPSoC: PKCS#1v1.5 パディング スキームを使用した SHA-3
  • Versal アダプティブ SoC: PSS パディング スキームを使用した SHA-3
  • zynq
  • zynqmp
  • versal
generate_keys <key_type> 認証キーを生成します。オプションは次のとおりです。
  • pem
  • rsa
  • obfuscatedkey
  • zynq
  • zynqmp
  • versal
h、help ヘルプ サマリをプリントアウトします。
  • All
image <filename(.bif)> ブート イメージ フォーマット (.bif) ファイルを指定します。
  • All
log<level_type> 現在の作業ディレクトリに次のメッセージ タイプのログ ファイルを生成します。
  • error
  • warning (デフォルト)
  • info
  • debug
  • trace
  • All
nonbooting 中間のブート イメージを作成します。
  • zynq
  • zynqmp
  • versal
o <filename> 出力ファイルを指定します。ファイル フォーマットは、ファイル名の拡張子によって決まります。有効な拡張子は次のとおりです。
  • .bin (デフォルト)
  • .mcs
  • .pdi
  • All
overlay_cdo <filename> CDO オーバーレイ オプションを使用すると、CDO ファイルを生成した後で変更できます。 versal
p <partname> 暗号化キーの生成に使用するパーツ名を指定します。
  • All
padimageheader <option> イメージ ヘッダーをパディングして、続くパーティションを強制的に揃えます。オプションは次のとおりです。
  • 0
  • 1 (デフォルト)
  • zynq
  • zynqmp
process_bitstream <option> ビットストリームを .bin または .mcs ファイルのいずれで処理および出力するかを指定します。
  • たとえば BIF ファイルのビットストリームに暗号化を選択した場合、出力は暗号化されたビットストリームとなります。
  • zynq
  • zynqmp
読み出し <options> オプションに基づいて、ブート ヘッダー、イメージ ヘッダー、およびパーティション ヘッダーを読み出すのに使用されます。
  • bh: bootimage からブート ヘッダーを人間が読める形式で読み出します。
  • iht: bootimage からイメージ ヘッダー テーブルを読み出します。
  • ih: bootimage からイメージ ヘッダーを読み出します。
  • pht: bootimage からパーティション ヘッダーを読み出します。
  • ac: bootimage から認証証明を読み出します。
  • zynq
  • zynqmp
  • versal
split <options> ブート イメージをパーティションに分割し、ファイルを .bin または .mcs として出力します。
  • ブート ヘッダー + イメージ ヘッダー + パーティション ヘッダー + Fsbl.elf
  • Partition1.bit
  • Partition2.elf
  • zynq
  • zynqmp
  • versal
spksignature <filename> SPK 署名ファイルを生成します。
  • zynq
  • zynqmp
  • versal
verify <filename> このオプションは、ブート イメージの認証を検証するために使用します。ブート イメージ内の認証証明がすべて使用可能なパーティションに対して検証されます。
  • zynq
  • zynqmp
  • versal
verify_kdf このオプションは、AES キーを生成するために Bootgen で使用される Counter Mode KDF を検証するために使用します。
  • zynqmp
  • versal
w <option> 出力ファイルを上書きするかどうかを指定します。
  • on (デフォルト)
  • off
注記: -w にオプションを指定しない場合は、–w on として解釈されます。
  • All
zynqmpes1 ES1 (1.0) 用のブート イメージを生成します。デフォルトのパディング方式は ES2 (2.0) です。
  • zynqmp