チュートリアル デザイン用の Vivado Design Suite プロジェクトを作成したので、Vivado シミュレータを設定して起動し、合成後の論理シミュレーションを実行できます。シミュレーションにより、SAIF (Switching Activity Interchange Format) ファイルが生成され、デザインの消費電力をより正確に見積もることができます。
- Flow Navigator で Settings をクリックして Settings ダイアログ ボックスを開き、Simulation ページでシミュレーション プロパティを設定します。
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Settings ダイアログ ボックスの Simulation ページでは、デザイン ファイルに基づいて、次のオプションがデフォルトで次のように設定されています。
- Simulator language: Mixed
- Simulation set: sim_1
- Simulation top-module name: testbench
- Elaboration タブで、xsim.elaborate.debug_level が typical (デフォルト値) に設定されていることを確認します。
- Simulation タブで power_tutorial_func.saif に SAIF ファイル名 xsim.simulate.saif を指定します。xsim.simulate.runtime が 1000 ns に設定されていることを確認します。
- xsim.simulate.log_all_signals チェック ボックスがオンになっていることを確認しします。
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OK をクリックします。
シミュレーション設定は、次のように設定されるようになりました。Vivado シミュレータを起動して合成後の論理シミュレーションを実行できます。
注記: 消費電力レポートの生成および消費電力解析は、RTL レベルでは実行されません。これらはネットリスト レベルで実行されます。 - Flow Navigator で
Run Post-Synthesis Functional Simulation をクリックすると、Vivado シミュレータが起動してシミュレーションが実行されます。
シミュレーションが終了したら、シミュレーション ウィンドウ右上の x をクリックしてウィンドウを閉じます。
をクリックします。