Vivado ツールの消費電力解析機能から Xilinx Power Estimator (XPE) にデータをインポートするために、データ交換機能を利用できます。このデータ交換機能は 7 シリーズ、UltraScale および UltraScale+ デバイス ファミリで利用できます。このフローは、次の場合に便利です。
- Vivado Design Suite でレポートされた消費電力が要件を超えている場合は、使用しているリソース、リソース数、コンフィギュレーションを調整して、さまざまな条件を評価する必要があります。また、コードを変更せずに、ロジック ゲーティングやリソース時分割などのテクニックを用いて電力要件を満たす方法もあります。
- 以前のデザインで既にインプリメントされた IP や取得済みの IP を利用 (または再利用) する場合があります。これらの既存ブロックを XPE へインポートすると、これらのリソース使用率や消費電力の見積もり値を簡単に得ることができます。したがって、まだ定義していない新しいロジックのデータ入力に集中できます。
- チーム ベース デザイン - プロジェクト管理者が、個々のチームで開発されたモジュールを統合し、リソース使用率や消費電力を見積もってデザイン全体の電力を定期的に確認します。
インポートの詳細手順は、XPE へデータをインポートを参照してください。