Vivado® IDE の IP インテグレーターは、プロセッサ ベースのシステムを統合する優れたツールです。
MicroBlaze™ エンベデッド プロセッサは、ザイリンクス フィールド プログラマブル ゲート アレイ (FPGA) のインプリメンテーション用に最適化された RISC (Reduced Instruction Set Computer) コアです。
次の図に、MicroBlaze コアのブロック デザインを示します。
MicroBlaze プロセッサは、詳細に設定可能なので、デザインに必要な特定の機能セットを選択できます。プロセッサの固定機能セットには、次のものがあります。
- 32 個の 32 ビットまたは 64 ビット汎用レジスタ
- オペランド 3 つとアドレス指定モード 2 つを含む 32 ビット命令ワード
- 32 ビット アドレス バス (64 ビットに拡張可能)
- 1 段に命令 1 つのパイプライン
MicroBlaze プロセッサでは、これらの固定機能のほか、パラメーター値を設定して追加機能を選択できます。
詳細は、 『MicroBlaze プロセッサ リファレンス ガイド』 (UG984) を参照してください。
MicroBlaze は、ユーザー要件によって 32 ビット プロセッサまたは 64 ビット プロセッサのいずれかとしてインプリメントできます。ザイリンクスでは、通常は特定の要件を満たすことができない状況を除き、32 ビット プロセッサのインプリメンテーションをお勧めします。64 ビット プロセッサは汎用レジスタを 64 ビットに拡張したもので、64 ビット データを処理する追加の命令が提供されるので、最大 64 ビット アドレスまで使用して命令およびデータを透過的にアドレス指定できます。また、浮動小数点ユニット (FPU) も倍精度をサポートするように拡張されています。
ザイリンクス デバイスのソフト エラーの検出、修正、リカバリなどについて説明する 『Triple Modular Redundancy (TMR) LogiCORE IP 製品ガイド』 (PG268) も参照してください。このガイドでは、ソリューションの一部である IP コアとその典型的なユース ケースについて説明します。