Flow Navigator - 2024.2 日本語 - UG893

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: Vivado IDE の使用 (UG893)

Document ID
UG893
Release Date
2024-11-13
Version
2024.2 日本語

Flow Navigator からは、デザイン入力からビットストリーム作成までのコマンドおよびツールへアクセスができるようになっています。ツールおよびコマンドを実行すると、デザイン データ、グラフィカル ウィンドウ、結果ウィンドウがアップデートされます。Flow Navigator のそれぞれのセクションからは、次を実行できます。

Project Manager
設定を変更したり、ソースを追加または作成したり、言語テンプレートを表示したり、Vivado IP カタログを開いたりできます。ソースを追加する際の詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: システム レベル デザイン入力』 (UG895) を参照してください。言語テンプレートの詳細は、言語テンプレートの使用を参照してください。IP カタログの詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: IP を使用した設計』 (UG896) を参照してください。
IP Integrator
ブロック デザインを作成したり、開いたり、生成したりできます。Vivado IP インテグレーターの詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: IP インテグレーターを使用した IP サブシステムの設計』 (UG994) を参照してください。
Simulation
シミュレーション設定を変更したり、アクティブ デザインをシミュレーションしたりできます。シミュレーションの詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: ロジック シミュレーション』 (UG900) を参照してください
RTL Analysis
エラボレート済みデザインを開いたり、デザイン ルール チェック (DRC) を実行したり、RTL 回路図を生成したり、リンターを実行したりできます。[Run Linter] は、2023.1 で追加された新しい機能で、RTL デザイン コードを解析し、違反の詳細レポートを提供します。[Run Linter] をクリックすると、Vivado で自動的に RTL ソース ファイルのチェックとコンパイルが実行され、Linter ウィンドウが開いて詳細なレポートが提供されます。[Sources] ウィンドウの詳細は、[Schematic] ウィンドウを参照してください。RTL デザインのエラボレートの詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: システム レベル デザイン入力』 (UG895) を参照してください。
Synthesis
合成設定を変更したり、アクティブ デザインを合成したり、合成済みデザインを開いたりできます。Open Synthesized Design を右クリックして New Synthesized Design をクリックすると、別のデザインを読み込むことができます。右クリックして Open Netlist in New Window をクリックすると、デザインを並べて比較することもできます。Open Dataflow Design をクリックして、データフローデザインを生成することもできます。Open Dataflow Design を右クリックして、データフロー デザインの最小バス幅を変更します。合成の詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: 合成』 (UG901) を参照してください。
Implementation
インプリメンテーション設定を変更したり、アクティブ デザインをインプリメンテーションしたり、インプリメント済みデザインを開いたりできます。Open Dataflow Design をクリックして、データフローデザインを生成することもできます。Open Dataflow Design を右クリックして、データフロー デザインの最小バス幅を変更します。インプリメンテーションの詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: インプリメンテーション』 (UG904) を参照してください。
Program and Debug
ビットストリームの設定を変更したり、ビットストリーム ファイルを生成したり、ハードウェア セッションを Vivado IDE で開いたり、Vivado ロジック解析機能を起動したりできます。プログラムおよびデバッグの詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: プログラムおよびデバッグ』 (UG908) を参照してください。
ヒント: Run コマンドを右クリックすると、使用可能なコマンドが表示されます。詳細は、「Design Runs ウィンドウのコマンド」を参照してください。

デザインを開くと、そのセクションのが太字で表示され、デザインがメモリに読み込まれたことを示します。Open コマンドも変更され、たとえば Open Synthesized DesignSynthesized Design に変わります。異なる段階のデザインを複数読み込んでいる場合は、Flow Navigator のセクション (RTL Analysis または Synthesis など) をクリックすると、デザインの段階を切り替えることができます。

Flow Navigator を非表示にしてデザイン解析中にその他のウィンドウの表示領域を広げるには、次のいずれかの方法を使用します。

  • View > Hide Flow Navigator をオンにします。
  • キーボードで Ctrl+Q を押します。
  • Flow Navigator の右上にある Hide Flow Navigator ボタン () をクリックします。
注記: Flow Navigator を表示するには、View > Show Flow Navigator をクリックするか、Ctrl+Q キーを押すか、Vivado IDE の左の Flow Navigator をクリックします。