LVDCI - UG861

Spartan UltraScale+ FPGA SelectIO リソース ユーザー ガイド (UG861)

Document ID
UG861
Release Date
2024-12-23
Revision
1.0 日本語
表 1. 使用可能な I/O バンクのタイプ
HD HP
N/A

これらの I/O バッファーを使用すると、出力が制御インピーダンス ドライバーとしてコンフィギュレーションされます。LVDCI (low-voltage digitally controlled impedance) レシーバーは、LVCMOS レシーバーと類似しています。LVCMOS などの一部の I/O 規格では、伝送ラインの特性インピーダンスと駆動インピーダンスを整合させる必要があります。HP I/O バンクには制御インピーダンス出力ドライバーがあり、外部のソース終端抵抗を使用せずに直列終端を与えることができます。

ソース終端は OUTPUT_IMPEDANCE 属性を使用して制御します。インピーダンスの正確な値は、OUTPUT_IMPEDANCE 属性と VRP ピンに接続された 240Ω の外部抵抗によって設定されます。この属性の有効な値は、LVDCI 規格では RDRV_48_48 のみであり、48Ω の設定に対応します。

次の図に、制御インピーダンス ドライバーの単方向トポロジおよび双方向トポロジを使用した回路図の例をそれぞれ示します。制御インピーダンス ドライバーをサポートする DCI I/O 規格は、LVDCI_15 および LVDCI_18 です。

図 1. 単方向制御インピーダンス トライバーのトポロジ
図 2. 双方向制御インピーダンス トライバーのトポロジ

次の表に、LVDCI I/O 規格に適用できる属性を示します。この規格は HP I/O バンクでのみ使用可能です。次の表に示すプリミティブから派生するプリミティブ (たとえば、*_DIFF_OUT、*_DCIEN、*_IBUFDISABLE、または *_INTERMDISABLE) もサポートされます。サポートされるすべての派生プリミティブについては、SelectIO IOB インターフェイス プリミティブ を参照してください。

表 2. LVDCI I/O 規格で使用可能な属性
属性 プリミティブ
IBUF OBUF/OBUFT/IOBUF
許容値 デフォルト
IOSTANDARD LVDCI_15、LVDCI_18 LVDCI_15、LVDCI_18
SLEW N/A FAST、MEDIUM、SLOW SLOW
OUTPUT_IMPEDANCE N/A RDRV_48_48