LVCMOS - UG861

Spartan UltraScale+ FPGA SelectIO リソース ユーザー ガイド (UG861)

Document ID
UG861
Release Date
2024-12-23
Revision
1.0 日本語
表 1. 使用可能な I/O バンクのタイプ
HD HP

LVCMOS (Low voltage CMOS) は幅広く使用されており、CMOS トランジスタで実装されているスイッチ規格です。この規格は、JESD8-12A.01、JESD8-11A.01、JESD8-7A、JESD8-5A.01、および JESD8C.01 で定義されています (https://www.jedec.org)。Spartan UltraScale+ デバイスでサポートされている LVCMOS 規格は、LVCMOS12、LVCMOS15、LVCMOS18、LVCMOS25、および LVCMOS33 です。

次の図に、単方向および双方向の LVCMOS 終端テクニックを使用した回路の例をそれぞれ示します。これらの 2 つの回路図は、ソースの直列終端および並列終端トポロジの例を示しています。

次の図に、単方向の終端トポロジを示します。

図 1. LVCMOS 単方向終端

次の図に、双方向の並列終端トポロジを示します。

図 2. LVCMOS 双方向終端

次の表に、LVCMOS33 および LVCMOS25 I/O 規格に適用できる属性を示します。これらの規格は HD I/O バンクでのみ使用可能です。次の表に示すプリミティブから派生するプリミティブ (たとえば、*_DIFF_OUT、*_DCIEN、*_IBUFDISABLE、または *_INTERMDISABLE) もサポートされます。サポートされるすべての派生プリミティブについては、SelectIO IOB インターフェイス プリミティブ を参照してください。

表 2. HD I/O バンクの LVCMOS33 および LVCMOS25 I/O 規格で使用可能な属性
属性 プリミティブ
IBUF OBUF/OBUFT/IOBUF
許容値 デフォルト
IOSTANDARD LVCMOS33、LVCMOS25 LVCMOS33、LVCMOS25
DRIVE N/A 4、8、または 12 12
SLEW N/A FAST または SLOW SLOW

次の表に、LVCMOS18 I/O 規格に適用できる属性を示します。この規格は HD および HP I/O バンクの両方で使用可能です。MOBILE DDR アプリケーションの場合、LVCMOS18 I/O 規格は 8 mA 非終端ドライブと組み合わせて使用します。次の表に示すプリミティブから派生するプリミティブ (たとえば、*_DIFF_OUT、*_DCIEN、*_IBUFDISABLE、または *_INTERMDISABLE) もサポートされます。サポートされるすべての派生プリミティブについては、SelectIO IOB インターフェイス プリミティブ を参照してください。

表 3. LVCMOS18 I/O 規格で使用可能な属性
属性 プリミティブ
IBUF OBUF/OBUFT/IOBUF
HP I/O バンク HD I/O バンク
許容値 デフォルト 許容値 デフォルト
IOSTANDARD LVCMOS18 LVCMOS18 LVCMOS18
DRIVE N/A 2、4、6、8、12 12 4、8、または 12 12
SLEW N/A FAST、MEDIUM、SLOW SLOW FAST、SLOW SLOW

次の表に、LVCMOS15 I/O 規格に適用できる属性を示します。この規格は HD および HP I/O バンクの両方で使用可能です。次の表に示すプリミティブから派生するプリミティブ (たとえば、*_DIFF_OUT、*_DCIEN、*_IBUFDISABLE、または *_INTERMDISABLE) もサポートされます。サポートされるすべての派生プリミティブについては、SelectIO IOB インターフェイス プリミティブ を参照してください。

表 4. LVCMOS15 I/O 規格で使用可能な属性
属性 プリミティブ
IBUF OBUF/OBUFT/IOBUF
HP I/O バンク HD I/O バンク
許容値 デフォルト 許容値 デフォルト
IOSTANDARD LVCMOS15 LVCMOS15 LVCMOS15
DRIVE N/A 2、4、6、8、12 12 4、8、または 12 12
SLEW N/A FAST、MEDIUM、SLOW SLOW FAST、SLOW SLOW

次の表に、LVCMOS12 I/O 規格に適用できる属性を示します。この規格は HD および HP I/O バンクの両方で使用可能です。次の表に示すプリミティブから派生するプリミティブ (たとえば、*_DIFF_OUT、*_DCIEN、*_IBUFDISABLE、または *_INTERMDISABLE) もサポートされます。サポートされるすべての派生プリミティブについては、SelectIO IOB インターフェイス プリミティブ を参照してください。

表 5. LVCMOS12 I/O 規格で使用可能な属性
属性 プリミティブ
IBUF OBUF/OBUFT/IOBUF
HP I/O バンク HD I/O バンク
許容値 デフォルト 許容値 デフォルト
IOSTANDARD LVCMOS12 LVCMOS12 LVCMOS12
DRIVE N/A 2、4、6、8 12 1 4、8、12 12
SLEW N/A FAST、MEDIUM、SLOW SLOW FAST、SLOW SLOW
  1. Vivado Design Suite で実行する前に、RTL ファイルまたは XDC ファイルの駆動設定を、デフォルト設定から許容値のいずれかに変更します。