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Enable Trace Bus Interface: トレース バス インターフェイスを使用できるようにします。このインターフェイスは、デバッグ、実行統計、およびパフォーマンス解析に有益です。特に、このインターフェイスを ChipScope Logic Analyzer (ILA) に接続すると、クロック サイクル精度でプログラムの実行をトレースできます。
MicroBlaze の Trace インターフェイスを使用すると、シミュレーションおよびハードウェアでプロセッサ ソフトウェア実行を表示できます。インターフェイスを実際に接続せずにイネーブルにし、シミュレーションで信号にアクセスし、ハードウェアで ILA にそれらを追加できます。
波形は、実行可能オブジェクト ダンプを確認すると、アセンブラーおよびソース コードに関連付けることができます。Vitis ソフトウェア プラットフォームの場合は、生成された ELF ファイルをダブルクリックすると確認できます。
mb-objdump
コマンドをソース コードに含めて、ELF ファイルからオブジェクト ダンプを生成することもできます。Trace_PC
およびTrace_Instruction
信号は、オブジェクト ダンプのアドレスおよび命令に該当します。これらの信号およびその他のほとんどの信号はTrace_Valid_Instr
が設定されている場合にのみ有効です。メモリ アクセス アドレスは
Trace_Data_Address
信号に示され、Trace_Data_Read
またはTrace_Data_Write
のいずれかを設定すると有効になります。命令の結果は、Trace_Reg_Write
信号が設定されると、Trace_New_Reg_Value
信号で示された値を使用してTrace_Reg_Addr
で示された MicroBlaze デスティネーション レジスタに書き込まれます。Trace_Exception_Taken
を設定すると有効になるTrace_Exception_Kind
信号は、トラップ を示します。これは、エラーの状況や割り込みに関連する問題を見つけるのに役立ちます。すべての Trace バス インターフェイス信号の詳細は、 『MicroBlaze V プロセッサ リファレンス ガイド』 (UG1629) の第 3 章「トレース インターフェイスについて」を参照してください。
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Lockstep Interface: ロックステップ サポートをイネーブルにします。ロックステップ サポートがイネーブルになると、2 つの MicroBlaze V コアでロックステップで同じプログラムを実行し、それらの出力を比較してエラーを検出できます。
- NONE: ロックステップ インターフェイスを無効にします。
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LOCKSTEP_MASTER:
Lockstep_Master_Out
およびLockstep_Out
出力ポートを有効にします。 -
LOCKSTEP_SLAVE: 次のように設定します。
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Lockstep_Slave_In
入力ポートおよびLockstep_Out
出力ポートをイネーブルにします。 -
C_LOCKSTEP_SLAVE
パラメーターを 1 に設定します。
スレーブ プロセッサは CPU として表示され、プライベート LMB メモリを持つことができます。
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- LOCKSTEP_HIDDEN_SLAVE: LOCKSTEP_SLAVE と同様に機能しますが、スレーブ プロセッサは CPU としては表示されません。プライベート LMB メモリを使用する場合以外は、この設定をお勧めします。
このオプションをオンにすると、[Other Interfaces] に示すように、Local Memory Bus Interfaces および AXI and ACE Interfaces セクションの下にさらにオプションが表示されるようになります。次に、これらのオプションについて説明します。
図 1. MicroBlaze V Configuration ウィザード: [Buses]- Use Monitor Interface for Local Memory Bus Instruction Interface: LMB 命令インターフェイスのモニター インターフェイスを選択します。これは、プライベート LMB メモリが使用されていない場合に、ロックステップ スレーブ プロセッサの LMB の接続を簡素にするために使用できます。
- Use Monitor Interface for Local Memory Bus Data Interface: LMB データ インターフェイスのモニター インターフェイスを選択します。これは、プライベート LMB メモリが使用されていない場合に、ロックステップ スレーブ プロセッサの LMB の接続を簡素にするために使用できます。
- Use Monitor Interface for Peripheral AXI Instruction Interface: AXI ペリフェラル データ インターフェイスのモニター インターフェイスを選択します。これは、ロックステップ スレーブ プロセッサの AXI の接続を簡素にするために使用できます。
- Use Monitor Interface for Peripheral AXI Data Interface: AXI ペリフェラル データ インターフェイスのモニター インターフェイスを選択します。これは、ロックステップ スレーブ プロセッサの AXI の接続を簡素にするために使用できます。
- Use Monitor Interface for Cache AXI Instruction Interface: AXI キャッシュ命令インターフェイスのモニター インターフェイスを選択します。これは、ロックステップ スレーブ プロセッサの AXI の接続を簡素にするために使用できます。
- Use Monitor Interface for Cache AXI Data Interface: AXI キャッシュ データ インターフェイスのモニター インターフェイスを選択します。これは、ロックステップ スレーブ プロセッサの AXI の接続を簡素にするために使用できます。
- [Temporal Depth]:Temporal Depthスレーブ プロセッサの一時的なロックステップ クロック サイクル遅延を設定します。
Interrupt & Reset タブにも割り込み用のモニター オプションがあります。
Use Monitor Interface for Interrupt: 割り込みインターフェイスのモニター インターフェイスを選択します。これは、共有の割り込みソースが使用される場合に、ロックステップ スレーブ プロセッサの割り込みの接続を簡素にするために使用できます。