ターゲットをリストするか、ターゲット間を切り替えます。
構文
targets [options]
使用可能なターゲットをリストします。
targets <target id>
<target id>
をアクティブ ターゲットとして選択します。
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-set
|
現在のターゲットをリストの 1 つのエントリに設定します。これは、-filter オプションと一緒に使用すると便利です。リストが空の場合や複数のエントリが含まれる場合は、エラーが返されます。 |
-regexp
|
フィルター設定に regexp を使用します。 |
-nocase
|
フィルター設定で大文字/小文字を区別しません。 |
-filter <filter-expression>
|
リストに含めるターゲットをプロパティに基づいて制御するフィルター式を指定します。フィルター式は Tcl の expr 構文と類似しています。ターゲット プロパティは名前で参照されます。Tcl 変数には $ 構文を使用してアクセスしますが文字列はクォーテーションで囲む必要があります。演算子 ==、!=、<=, > =、<, > 、&&、||、() がサポートされます。これらの演算子は Tcl の expr 演算子と同じように動作します。文字列一致演算子 =~ および !~ は、regexp または文字列一致のいずれかを使用して、LHS 文字列と RHS パターンを一致させます。 |
-target-properties
|
ターゲット プロパティを含むディクショナリの Tcl リストを返します。 |
-index <index>
|
JTAG スキャン チェーンの位置に基づいてターゲットを含めます。これは -filter {jtag_device_index==<index> } を指定するのと同じです。 |
-timeout <sec>
|
フィルター オプションで指定したターゲットがスキャン チェーンで見つかるか、タイムアウトするまでポーリングします。このオプションは、filter オプションにのみ使用できます。このオプションは、PL 上のソフト プロセッサが初期化と検出に時間がかかる場合に有効です。タイムアウト値の単位は秒です。デフォルトのタイムアウトは 3 秒です。 |
戻り値
戻り値は、使用されるオプションによって異なります。
<none>
: オプションを使用しない場合はターゲット リスト。
-filter
: フィルターされたターゲット リスト。
-target-properties
: ターゲット プロパティを含む Tcl リスト。
ターゲットの選択ができなかった場合はエラーが返されます。
例
targets
すべてのターゲットをリストします。
targets -filter {name =~ "ARM*#1"}
ARM で始まり #1 で終わる名前のターゲットをリストします。
targets 2
id 2 のターゲットを現在のターゲットとして設定します。
targets -set -filter {name =~ "ARM*#1"}
ARM で始まり #1 で終わる名前のターゲットを現在のターゲットに設定します。
targets -set -filter {name =~ "MicroBlaze*"} -index 0
MicroBlaze で始まり、最初の JTAG デバイスであるターゲットを現在のターゲットに設定します。