STAPL ターゲットを設定します。
構文
stapl config <options>
hw_target (JTAG チェーン) を作成し、scan-chain リストで指定されたすべての hw_devices を hw_target に追加します。また、STAPL データが記録される STAPL 出力ファイルも設定します。
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-out
<filepath>
|
出力ファイル パス。-out オプションと -handle オプションのいずれか 1 つのみを使用してください。-out オプションが指定される場合、ファイルは明示的に + モードで開かれます。 |
-handle
<filehandle>
|
open コマンドで出力用に返されたファイル ハンドル。-out オプションと -handle オプションのいずれか 1 つのみを使用してください。 |
-scan-chain
<list-of-dicts>
|
scan-chain 内のデバイスのリスト。各リストの要素は、{name <string> idcode <int> irlen <int> idcode2 <int> mask <int> } 形式のデバイス プロパティのディクショナリである必要があります。たとえば、[list [dict create name <device1_name> idcode <idcode> irlen <irlen> idcode2 <idcode2> mask <mask> ] [dict create name <device2_name> idcode <idcode> irlen <irlen> idcode2 <idcode2> mask <mask> ]] のようになります。scan-chain オプションで指定されたデバイスの順番は、stapl ファイルを再生する物理的なハードウェアの順番と同じである必要があります。-scan-chain および -part オプションのいずれか 1 つのみを使用してください。 |
-part <device-name
list>
|
scan-chain に追加する AMD デバイスのパーツ名のリストです。このオプションは、AMD デバイスでのみ使用できます。このオプションは、-scan-chain オプションの代わりに使用できます。 |
-checksum
|
stapl-data CRC を計算し、stapl ファイルに追加します。指定しない場合、CRC 0 が追加されます。 |
注記
- AMD デバイスの場合、device_name または idcode が scan-chain 情報で指定されている場合、それ以外のパラメーターはオプションです。AMD デバイスの scan-chain には、すべての JTAG TAP が自動的に追加されます。
戻り値
なし。
例
stapl config -handle $fp -scan-chain [list [dict create name xcvc1902 idcode 0 irlen 0 idcode2 0 mask 0] [dict create name xcvm1802 idcode 0 irlen 0 idcode2 0 mask 0]]
xcvc1902 および xcvm1802 デバイスを scan-chain に追加し、Tcl open コマンドによって返されたファイル ハンドルを使用して STAPL コマンドを記録します。
stapl config -out mystapl.stapl -scan-chain [list [dict create name xcvc1902 idcode 0 irlen 0 idcode2 0 mask 0] [dict create name xcvm1802 idcode 0 irlen 0 idcode2 0 mask 0]]
前の例と同じですが、STAPL ファイルのパスを入力として使用します。
instead of the file handle returned by Tcl open command.
stapl config -out mystapl.stapl -part xcvc1902
-part オプションを使用して、xcvc1902 デバイスを scan-chain に追加します。
stapl config -out mystapl.stapl -scan-chain [list [dict create idcode 0x14CA8093 idcode2 1]]
前の例と同じですが、パーツ名の代わりに idcode と idcode2 を指定します。
stapl config -out mystapl.stapl -part [list xcvc1902 xcvm1802]
-part オプションを使用して、xcvc1902 および xcvm1802 デバイスを scan-chain に追加します。
connect
stapl config -out mystapl.stapl -scan-chain [list [dict create name xcvc1902 idcode 0 irlen 0 idcode2 0 mask 0]]
jtag targets -set -filter {name == "xcvc1902"}
stapl start
device program <pdipath>
stapl stop
上記の例は、stapl ターゲットの単一デバイス用に stapl ファイルを作成する正しい順序を示しています。
connect
stapl config -out mystapl.stapl -scan-chain [list [dict create name xcvc1902 idcode 0 irlen 0 idcode2 0 mask 0] [dict create xcvm1802 idcode 0 irlen 0 idcode2 0 mask 0]]
jtag targets -set -filter {name == "xcvc1902"}
targets -set -filter {jtag_device_name == "xcvc1902"}
stapl start
device program <pdipath>
jtag targets -set -filter {name == "xcvm1802"}
targets -set -filter {jtag_device_name == "xcvm1802"}
stapl start
device program <pdipath>
stapl stop
上記の例は、stapl ターゲットの複数デバイス用に staple ファイルを作成する正しい順序を示しています。