新規プラットフォームを作成します。
構文
platform create [options]
ハードウェア定義ファイルをインポートして新規プラットフォームを作成します。プラットフォームは、定義済みハードウェア プラットフォームからも作成できます。サポートされる定義済みプラットフォームは、zc702、zcu102、zc706、および zed です。
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-name
<software-platform name>
|
生成するソフトウェア プラットフォームの名前を指定します。 |
-desc
<description>
|
ソフトウェア プラットフォームの簡単な説明を指定します。 |
-hw
<handoff-file>
|
プラットフォームの作成に使用するハードウェア記述ファイルを指定します。 |
-out
<output-directory>
|
ソフトウェア プラットフォームを作成する必要のあるディレクトリを指定します。ワークスペースが設定されている場合は、このオプションを使用しないでください。このオプションを使用すると、Vitis IDE でプラットフォームを使用できなくなります。 |
-prebuilt
|
プラットフォームを既にビルドされているソフトウェア中間ファイルから作成するようマークします。このオプションは、ソフトウェア プラットフォームの中間ファイルが存在する場合にのみ使用可能です。 |
-proc
<processor>
|
使用するプロセッサを指定します。ツールによりデフォルト ドメインが作成されます。 |
-arch <processor
architecture>
|
32 ビットまたは 64 ビットで、A53 プロセッサにのみ使用できます。 |
-samples
<samples-directory>
|
プラットフォームの一部として <samples-directory> にサンプルを作成します。 |
-os
<os>
|
使用する OS。ツールによりデフォルト ドメインが作成されます。これは、-proc オプションと共に使用します。 |
-xpfm
<platform-path>
|
プロジェクトをインポートして現在のプラットフォームの一部とする既存のプラットフォームを指定します。 |
-no-boot-bsp
|
プラットフォームをブート コンポーネントなしで作成します。 |
-arch
<arch-type>
|
プロセッサ アーキテクチャ <arch-type> は 32 または 64 に設定できます。このオプションは、32/64 ビットのツールチェーンを含むプロジェクトのビルドに使用します。 |
-rp
<slot-info>
|
DFX フローのリコンフィギャラブル パーティション スロット情報。このオプションは、キーと値のペアの Tcl 辞書を使用します。複数のスロットをアレイとして渡すことができます。 |
戻り値
プラットフォームが正しく作成された場合は空の文字列が返されます。プラットフォームが作成できない場合はエラー文字列が返されます。
例
platform create -name "zcu102_test" -hw zcu102
定義済みハードウェア記述ファイルのソフトウェア プラットフォームを定義します。
platform create -name "zcu102_test" -hw zcu102 -proc psu_cortexa53_0 -os standalone
定義済みハードウェア記述ファイルのソフトウェア プラットフォームを定義します。psu_Cortexa53_0 上で実行されるスタンドアロン OS のデフォルト ドメインを作成します。
platform create -name "zcu102_32bit" -hw zcu102 -proc psu_cortexa53_0 -arch 32-bit -os standalone
定義済みハードウェア記述ファイルのソフトウェア プラットフォームを定義します。32 ビット モードの psu_Cortexa53_0 上で実行されるスタンドアロン OS のデフォルト ドメインを作成します。
platform create -name "zcu102_test" -hw zcu102 -proc psu_cortexa53 -os linux -arch 32-bit
定義済みハードウェア記述ファイルのソフトウェア プラットフォームを定義します。32 ビットの psu_Cortexa53 上で実行される Linux OS のデフォルト ドメインを作成します。
platform create -xpfm /path/zc702.xpfm
これにより、xpfm ファイルで指定されたプラットフォームのプラットフォーム プロジェクトが作成されます。
platform create -name "ZC702Test" -hw /path/zc702.xsa
ハードウェア記述ファイルのソフトウェア プラットフォームを定義します。
platform create -name "testplat" -hw static.xsa -rp { id 1 hw ./hw.xsa hw_emu ./hw_emu.xsa }
これにより、シングル スロット DFX を使用したプラットフォーム プロジェクトが作成されます。hw XSA と hw_emu XSA へのパスを指定する必要があります。
platform create -name :testplat: -hw static.xsa -rp { { id 1 hw ./rp_1.xsa hw_emu ./hw_emu.xsa } { id 2 hw ./rp_2.xsa hw_emu ./hw_emu.xsa } }
これにより、マルチスロット DFX を使用したプラットフォーム プロジェクトが作成されます。最初のスロットは、デフォルトの ReconfigurableParition です。マルチスロット プラットフォームの場合、各スロットの slot_id を持つ複数の hw XSA があるので、複数の hw_emu XSA または 1 つの XSA が存在する可能性があります。