メモリ マップを変更します。
構文
memmap <options>
アクティブ ターゲットのメモリ マップ エントリを追加/削除します。
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-addr <memory-address>
|
ターゲットのメモリ マップに追加またはメモリ マップから削除する必要のあるメモリ領域のアドレス。 |
-alignment <bytes>
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メモリ領域のメモリ アクセス中に強制的にアライメントします。アライメントが指定されていない場合、メモリ アクセス中にデフォルトのアライメントが選択されます。 |
-size <memory-size>
|
メモリ領域のサイズ。 |
-flags <protection-flags>
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メモリ領域の保護フラグ。<protection-flags> は次の値のビット単位の OR にできます。0x1 の場合、読み出しアクセスが許可されます。0x2 の場合、書き込みアクセスが許可されます。0x4 の場合、命令フェッチ アクセスが許可されます。<protection-flags> のデフォルト値は 0x3 (読み出し/書き込みアクセス) です。 |
-list
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アクティブ ターゲットのメモリ マップに追加されたメモリ領域をリストします。 |
-clear
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メモリ領域をターゲットのメモリ マップから削除するかどうかを指定します。 |
-relocate-section-map <addr>
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プログラム セクションのアドレス マップを <addr> に再配置します。このオプションは、デバッガーがコードのデバッグ シンボル情報を検出できるように、コードが自己再配置である場合に使用する必要があります。<addr> は相対的アドレスで、すべてのプログラム セクションすべてが再配置されます。 |
-osa
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シンボル ファイルの OS 認識をイネーブルにします。高速プロセス開始および高速ステッピング オプションはデフォルトでオフになっています。これらのオプションは、<osa> コマンドを使用するとイネーブルにできます。詳細は、help osa を参照してください。 |
-properties <dict>
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アドバンス メモリ マップ プロパティを指定します。 |
-meta-data <dict>
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アドバンス メモリ マップ プロパティのメタデータを指定します。 |
注記
- 削除できるのは、memmap コマンドで前に追加したメモリ領域のみです。
戻り値
メモリ マップの設定中は何も表示されません。-list オプションが使用される場合は、メモリ マップのリストが表示されます。
例
memmap -addr 0xfc000000 -size 0x1000 -flags 3
ターゲットのメモリ マップに 0xfc000000-0xfc000fff メモリ領域を追加します。この領域への読み出し/書き込みアクセスが許可されます。
memmap -addr 0xfc000000 -clear
ターゲットのメモリ マップから前に追加した 0xfc000000 のメモリ領域を削除します。