MicroBlaze プロファイラーを設定および実行します。
構文
mbprofile [options]
MicroBlaze で実行するアプリケーションをプロファイルする非侵入型の MicroBlaze プロファイラーを設定して実行します。出力ファイルは gmon.out フォーマットで生成されます。結果は gprof エディターで表示できます。サイクル カウントの場合、命令の実行にかかる時間がわかりやすくマークされたアノテート済みのディスアセンブリ ファイルも生成されます。
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-low <addr>
|
プロファイリング アドレス範囲の下位アドレス。 |
-high <addr>
|
プロファイリング アドレス範囲の上位アドレス。 |
-freq <value>
|
MicroBlaze クロック周波数 (MHz)。デフォルトは 100 MHz です。 |
-count-instr
|
実行される命令のカウント数。デフォルトでは、実行される命令のクロック サイクル数がカウントされます。 |
-cumulate
|
累積プロファイリング。プロファイリング バッファーをクリアにしないプロファイリング。 |
-start
|
プロファイリングのイネーブルにして開始します。 |
-stop
|
プロファイリングをディスエーブル/停止します。 |
-out <filename>
|
プロファイリング データをファイルに出力します。<filename> : プロファイリング データを書き込む出力ファイルの名前。ファイル名を指定しない場合、プロファイリング データは gmon.out に書き込まれます。 |
戻り値
使用されるオプションによります。-low、-high、-freq、-count-instr、-start、-cumulate: 問題なくコンフィギュレーションが終了した場合は何も返しません。エラーが発生した場合は、エラー文字列を返します。
-stop
: 何も返さず、ファイルを生成します。エラーが発生した場合は、エラー文字列を返します。
例
mbprofile -low 0x0 -high 0x3FFF
mb-profiler を 0x0 ~ 0x3FFF のアドレス範囲でコンフィギュレーションし、プロファイリングで実行された命令のクロック サイクル数がカウントされるようにします。
mbprofile -start
プロファイリングのイネーブルにして開始します。
mbprofile -stop -out testgmon.out
プロファイル データを testgmon.out に出力します。
mbprofile -count-instr
mb-profiler をプログラムのアドレス範囲全体をプロファイルして、実行される命令数をカウントするように設定します。