jtag targets - 2024.1 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: エンベデッド ソフトウェア開発 (UG1400)

Document ID
UG1400
Release Date
2024-05-30
Version
2024.1 日本語

JTAG ターゲットをリストするか、JTAG ターゲット間を切り替えます。

構文

jtag targets 

使用可能な JTAG ターゲットをリストします。

jtag targets <target id>

<target id> をアクティブな JTAG ターゲットとして選択します。

オプション

オプション 説明
-set 現在のターゲットをリストの 1 つのエントリに設定します。これは、-filter オプションと一緒に使用すると便利です。リストが空の場合や複数のエントリが含まれる場合は、エラーが返されます。
-regexp フィルター設定に regexp を使用します。
-nocase フィルター設定で大文字/小文字を区別しません。
-filter <filter-expression> リストに含めるターゲットをプロパティに基づいて制御するフィルター式を指定します。フィルター式は Tcl の expr 構文と類似しています。ターゲット プロパティは名前で参照されます。Tcl 変数には $ 構文を使用してアクセスしますが、文字列はクォーテーションで囲む必要があります。演算子 ==、!=、<=, >=、<, >、&&、||、および () がサポートされます。これらの演算子は Tcl の expr 演算子と同じように動作します。文字列一致演算子 =~ および !~ は、regexp または文字列一致のいずれかを使用した RHS パターンの LHS 文字列と一致します。
-target-properties ターゲット プロパティを含むディクショナリの Tcl リストを返します。
-open リストのすべてのターゲットを開きます。リストは、target-ids を指定するか、フィルターを使用すると短かくできます。
-close リストのすべてのターゲットを閉じます。リストは、target-ids を指定するか、フィルターを使用すると短かくできます。
-timeout <sec> フィルター オプションで指定したターゲットがスキャン チェーンで見つかるか、タイムアウトするまでポーリングします。このオプションは、filter オプションにのみ使用できます。タイムアウト値の単位は秒です。デフォルトのタイムアウトは 3 秒です。

戻り値

戻り値は、使用されるオプションによって異なります。

<none>: オプションを使用しない場合は JTAG ターゲット リスト。

-filter: フィルターされた JTAG ターゲット リスト。

-target-properties: JTAG ターゲット プロパティを含む Tcl リスト。

JTAG ターゲットの選択ができなかった場合はエラーが返されます。

jtag targets

すべてのターゲットをリストします。

jtag targets -filter {name == "arm_dap"}

arm_dap という名前のターゲットをリストします。

jtag targets 2

id 2 のターゲットを現在のターゲットとして設定します。

jtag targets -set -filter {name =~ "arm*"}

arm で始まる名前のターゲットを現在のターゲットとして設定します。

jtag targets -set -filter {level == 0}

JTAG ケーブルをリストします。