JTAG ターゲットをリストするか、JTAG ターゲット間を切り替えます。
構文
jtag targets
使用可能な JTAG ターゲットをリストします。
jtag targets <target id>
<target id>
をアクティブな JTAG ターゲットとして選択します。
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-set
|
現在のターゲットをリストの 1 つのエントリに設定します。これは、-filter オプションと一緒に使用すると便利です。リストが空の場合や複数のエントリが含まれる場合は、エラーが返されます。 |
-regexp
|
フィルター設定に regexp を使用します。 |
-nocase
|
フィルター設定で大文字/小文字を区別しません。 |
-filter
<filter-expression>
|
リストに含めるターゲットをプロパティに基づいて制御するフィルター式を指定します。フィルター式は Tcl の expr 構文と類似しています。ターゲット プロパティは名前で参照されます。Tcl 変数には $ 構文を使用してアクセスしますが、文字列はクォーテーションで囲む必要があります。演算子 ==、!=、<=,
> =、<, > 、&&、||、および () がサポートされます。これらの演算子は Tcl の expr 演算子と同じように動作します。文字列一致演算子 =~ および !~ は、regexp または文字列一致のいずれかを使用した RHS パターンの LHS 文字列と一致します。 |
-target-properties
|
ターゲット プロパティを含むディクショナリの Tcl リストを返します。 |
-open
|
リストのすべてのターゲットを開きます。リストは、target-ids を指定するか、フィルターを使用すると短かくできます。 |
-close
|
リストのすべてのターゲットを閉じます。リストは、target-ids を指定するか、フィルターを使用すると短かくできます。 |
-timeout
<sec>
|
フィルター オプションで指定したターゲットがスキャン チェーンで見つかるか、タイムアウトするまでポーリングします。このオプションは、filter オプションにのみ使用できます。タイムアウト値の単位は秒です。デフォルトのタイムアウトは 3 秒です。 |
戻り値
戻り値は、使用されるオプションによって異なります。
<none>
: オプションを使用しない場合は JTAG ターゲット リスト。
-filter
: フィルターされた JTAG ターゲット リスト。
-target-properties
: JTAG ターゲット プロパティを含む Tcl リスト。
JTAG ターゲットの選択ができなかった場合はエラーが返されます。
例
jtag targets
すべてのターゲットをリストします。
jtag targets -filter {name == "arm_dap"}
arm_dap という名前のターゲットをリストします。
jtag targets 2
id 2 のターゲットを現在のターゲットとして設定します。
jtag targets -set -filter {name =~ "arm*"}
arm で始まる名前のターゲットを現在のターゲットとして設定します。
jtag targets -set -filter {level == 0}
JTAG ケーブルをリストします。