createdts - 2024.2 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: エンベデッド ソフトウェア開発 (UG1400)

Document ID
UG1400
Release Date
2024-11-13
Version
2024.2 日本語

デバイス ツリーを作成します。

表 1. createdts- デバイス ツリーの作成
XSCT メソッド 引数 対応する Python API 引数 コメント
createdts

-platform-name <software-platform name>

生成するソフトウェア プラットフォームの名前を指定します。

-board <board name>

生成するデバイス ツリーのボード名を指定します。ボード名は、<DTG Repo>/device_tree/data/kernel_dtsi にあります。

-hw <handoff-file>

デバイス ツリーの作成に使用するハードウェア記述ファイルを指定します。

-out <output-directory>

ソフトウェア プラットフォームを作成するディレクトリを指定します。このオプションが指定されない場合、ワークスペースはデフォルトのディレクトリになります。

-local-repo <directory location>

ディレクトリの場所は、git リポジトリの bsp を指定します。このオプションが指定されない場合、デバイス ツリー リポジトリは git からクローンされます。

-git-url <Git URL>

クローンされる dtg リポジトリの git の URL を指定します。デフォルト リポジトリについては、このリンクを参照してください。

client.create_platform() 必須の引数:

name = <platform_name> プラットフォームの名前を指定します。

hw = <handoff_file> プラットフォームの作成に使用するハードウェア記述ファイルを指定します。

emulation_xsa_path = <xsa_path> コンポーネントが作成されるエミュレーション XSA へのパスを指定します。

platform_xpfm_path =<xpfm_path> 既存プラットフォームの xpfm パスを指定します。

オプションの引数:

desc = <description> プラットフォームの説明です。

os = <os> デフォルト ドメインの作成に使用する OS を指定します。

cpu = <processor> デフォルト ドメインの作成に使用するプロセッサを指定します。

domain_name = <domain_name> プラットフォームで作成されるドメインの名前を指定します。

DTS およびプラットフォーム プロジェクトを作成します。
createdts (続き)

-git-branch <Git Branch>

チェックアウトする Git ブランチを指定します。デフォルトでは、xlnx_rel_v<Vitis-release> が選択されます。

-zocl zocl フラグを設定して、zocl ドライバーのサポートを有効にします。デフォルトは False に設定されています。zocl は、デザインが PL イネーブルな場合にのみ使用する必要があります。zocl プロパティをサポートするのは、master および xlnx_rel_v2021.2 ブランチだけです。

-overlay オーバーレイ フラグを設定して、デバイス ツリー オーバーレイのサポートを有効にします。デフォルトは False に設定されています。

-dtsi <custom-dtsi-file list>

指定された場合、custom-dtsi ファイルをデバイス ツリーに含めます。filepaths は、リスト形式にする必要があります。

-compile 生成された dts をコンパイルして dtb を作成するには、このオプションを指定します。このオプションが指定されない場合、ユーザーが手動で dts を使用して dtb をコンパイルできます。

例: dtc -I dts -O dtb -o <file_name>.dtb <file_name>.dts

dts (デバイス ツリー ソース) または dtsi (デバイス ツリー ソース インクルード) ファイルをコンパイルします。

dtc -I dts -O dtb -f <file_name>.dts -o <file_name>.dtb

dts (デバイス ツリー ソース) を dtb (デバイス ツリー ブロブ) に変換します。

dtc -I dtb -O dts -f <file_name>.dtb -o <file_name>.dts

dtb (デバイス ツリー ブロブ) を dts (デバイス ツリー ソース) に変換します。

-update update フラグを設定し、既存のデバイス ツリー プラットフォームをイネーブルにして、新しい xsa で更新できるようにします。

client.create_platform() (続き)

template = <template_name>

ベアメタル プラットフォームでドメインを作成するためのテンプレートを指定します。Empty (デフォルト)

no_boot_bsp = <bool> プラットフォームをブート コンポーネントなしで作成するようマークします。

fsbl_target = <fsbl_target> 既存の fsbl を再生成する必要があるプロセッサ タイプを指定します。

このオプションは、Zynq UltraScale+ にのみ使用できます。psu_cortexa53_0 (デフォルト)

fsbl_path = <path>

カスタム fsbl のパスを指定します。このオプションは、no_boot_bsp が選択されている場合に使用されます。

pmufw_Elf = <path>

ブート コンポーネントとして使用されるようにビルドされている fsbl.elf を指定します。このオプションは、no_boot_bsp が選択されている場合に使用されます。