アプリケーションの C/C++ ビルド設定を指定します。
構文
指定したアプリケーションの C/C++ ビルド設定を指定します。アプリケーションには、次の設定を指定できます。assembler-flags: アセンブラーのさまざまなフラグ。build-config: ビルド コンフィギュレーションを取得/設定。compiler-misc: コンパイラのさまざまなフラグ。compiler-optimization: 最適化レベル。define-compiler-symbols: シンボルを定義。例: MYSYMBOL include-path: ヘッダー ファイルのインクルード パス。libraries: リンク中に追加されるライブラリ。library-search-path: 追加したライブラリの検索パス。linker-misc: リンカーのさまざまなフラグ。linker-script: リンクのためのリンカー スクリプト。undef-compiler-symbols: 未定義のシンボル。例: MYSYMBOL
app config -name <app-name> <param-name>
<app-name>
で指定したアプリケーションのコンフィギュレーション パラメーター <param-name>
の値を取得します。
app config [OPTIONS] -name <app-name> <param-name> <value>
<app-name>
で指定したアプリケーションのコンフィギュレーション パラメーター <param-name>
の値を設定/変更/削除します。
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-name
|
アプリケーションの名前。 |
-set
|
新しい <value> にコンフィギュレーション パラメーターを設定します。 |
-get
|
コンフィギュレーション パラメーター値を取得します。 |
-add
|
新しい <value> をコンフィギュレーション パラメーター値に追加します。-add オプションは compiler-optimization ではサポートされません。 |
-info
|
コンフィギュレーション パラメーターに関する可能な値および可能な演算のような情報をさらに表示します。このオプションを指定する場合は、パラメーター名を指定する必要があります。 |
-remove
|
コンフィギュレーション パラメーター値から <value> を削除します。-remove オプションは、assembler-flags、build-config、compiler-misc、compiler-optimization、linker-misc、および linker-script ではサポートされません。 |
戻り値
指定した引数によって異なります。<none>
: 各パラメーターのコンフィギュレーションおよび説明に使用可能なパラメーターのリストを返します。
<parameter name>
: パラメーター値、またはサポートされないパラメーターを指定した場合はエラーを返します。
<parameter name>
<paramater value>
: 値が問題なく設定された場合は何も返しませんが、サポートされないパラメーターが指定された場合はエラーを返します。
例
app config -name test build-config
test という名前のアプリケーションの現在のビルド コンフィギュレーションを返します。
app config -name test define-compiler-symbols FSBL_DEBUG_INFO
テスト アプリケーションをビルドする際に、コンパイラ オプションに -DFSBL_DEBUG_INFO を追加します。
app config -name test -remove define-compiler-symbols FSBL_DEBUG_INFO
テスト アプリケーションをビルドする際に、コンパイラ オプションから -DFSBL_DEBUG_INFO を削除します。
app config -name test -set compiler-misc {-c -fmessage-length=0 -MT"$@"}
テスト アプリケーションのコンパイラのさまざまなフラグとして {-c -fmessage-length=0 -MT"$@"} を設定します。app config -name test -append compiler-misc {-pg} テスト アプリケーションのコンパイラのさまざまなフラグに {-pg} を追加します。
app config -name test -info compiler-optimization
アプリケーションのコンパイラ オプションでコンパイラ最適化を変更します。
app config -name test -set compiler-optimization {Optimize for size (-Os)}
コンパイラ最適化レベルの可能な値とデフォルト値に関する情報をさらに表示します。