説明
指定した INI ファイルに現在のプロジェクト設定を書き込みます。これは、プロジェクトの Tcl スクリプトを作成するのではなく、INI ファイルにプロジェクトをエクスポートするために使用できます。INI は、apply_ini コマンドを使用して Vitis HLS ツールに読み込むか、v++ -c --mode hls コマンドと一緒に使用できます。
構文
write_ini <ini_file> [OPTIONS]
<ini_file> には、作成する INI ファイルを指定します。
オプション
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-all <true | false> - 現在の値が設定されているかどうかに関係なく、すべてのオプションを書き込みます。これにより、デフォルト値であっても記述どおりに INI ファイルにエクスポートされます。
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-appfile <string> - 現在開いているプロジェクトの代わりに使用するプロジェクト アプリケーション ファイル。現在開いていないプロジェクトの INI ファイルを生成するために使用できます。
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-apsfile <string> - 現在開いているソリューションの代わりに使用するソリューション APS ファイル、または外部プロジェクトからのものです。
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-filepaths <absolute|relative|none> - 出力での相対ファイル パスの処理を制御します。デフォルトは
noneです。 -
-fileroot <string> -
-filepaths relativeオプションと併用する場合、ファイル パスを相対パスにするパスを指定します。デフォルトは、ツールを起動したディレクトリからの相対パスです。 -
-include <string> - 含める glob パターンの文字列を指定します。
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-package_defaults [=true|false] - さまざまなパッケージのコンフィギュレーション設定のデフォルト値を INI ファイルに書き込みます。
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-quiet <true | false> - INI ファイルを書き込むときにすべての警告および情報メッセージが表示されないようにします。エラーは返されます。
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-show <true | false> - INI ファイルを書き込むときに詳細なメッセージを表示します。
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-solution_only [=true|false] - 生成された INI ファイルには、プロジェクト データを含めないでください。
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-workdir <string> - 生成された INI ファイルで作業ディレクトリを指定します。
例
これにより、現在のプロジェクトが指定された INI ファイルにエクスポートされ、指定した値またはデフォルト値で、すべてのオプションがエクスポートされます。
write_ini project1.ini -all=true