Kernel Read Amount - Maximum - 2024.2 日本語 - UG1315

Vitis ガイダンス メッセージ (UG1315)

Document ID
UG1315
Release Date
2024-11-13
Version
2024.2 日本語

詳細

このメッセージは、ホスト データの総量のうち最大データをカーネルに転送したカーネル ポートをレポートします。

説明

アルゴリズムの連続実行には、前のアルゴリズムの呼び出しと比較して、わずかな量の追加データしか必要としないので、過剰なデータ転送が発生する可能性があります。

たとえば、3×3 のたたみ込み行列では、ブルート フォース データ転送を実行した場合、9 個の値に対して 1 つのロケーションしか計算されません。ただし、画像処理では、ライン バッファー (内部メモリ バンク) がインプリメンテーションで運用されていれば、1 つの値で十分な通信が可能です。

このような状況を把握するためには、転送されるデータの総量のうち、どのポートがどれだけ消費しているかを調べます。これにより、アルゴリズム呼び出し間に保存できるデータが不必要に繰り返されないようにしてください。

推奨

アクセラレータで最適なインプリメンテーションを達成するには、インプリメントするアルゴリズムを理解しておく必要があります。これは特に、アルゴリズムのインターフェイス要件に関して言えます。同じデータをインターフェイスで何度も転送する場合は、アクセラレータに一時的に保存することでデータ転送を最適化する別のインプリメンテーションを検討してください。